2016/07/08
城ヶ崎 香乃
2016/01/18 更新
赤ちゃんが泣いたら抱っこしてあげたいもの。でも抱っこのし過ぎは本当は良くないの?甘えん坊になるから?運動させたほうが良い?赤ちゃんの抱っこの仕方のコツは何?首が座ってないと抱くのも怖い。赤ちゃんの抱っこにまつわるHOWTOについて解説します。
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赤ちゃんを抱っこしすぎると甘えぐせがつく?泣かせておいたほうが運動になる?なんて聞いたことはありませんか?いずれも本当なのでしょうか?赤ちゃんを抱っこしすぎは本当に赤ちゃんにとって良くないことなのでしょうか?
泣いたらすぐ抱っこは甘やかしすぎ?赤ちゃんにとっては良くない?泣いているなら抱っこしてあげたいけど・・・・ある程度泣かせておいたほうが良いのかしら?
最近は抱っこをせずに放置しておくとサイレンベビーになるといわれています。泣いても誰も反応してくれないと泣いても意味がないと、笑わない感情のない赤ちゃんになってしまうといわれています。抱きすぎよりサイレントベビーのほうが怖いと思いませんか?
泣いたら抱っこしてあげることで赤ちゃんの感情は安定します。泣いたら抱っこしてもらえることで赤ちゃんとママの信頼関係ができてきます。抱っこすることは決して悪いことではありません。
泣くのは赤ちゃんが何か訴えたいことがあるから泣いているのです。何か不快なことがあるのか痛いところはないのかおなかがすいたのかおむつが濡れたのか、放置することなくひとつひとつ原因を見てあげましょう。
生後3か月を過ぎると赤ちゃんは表情豊かになります。ところが全く笑わない泣かないといわれる赤ちゃんがいます。手がかからない良い赤ちゃんではなくて、泣いても放置されていたために泣くのをあきらめてしまった赤ちゃんなのです。
サイレントベビーとよばれる赤ちゃんは言葉を覚えるのが遅く、コミュニケーション能力が発達せず、感情もないまま育っていき将来心の病気にかかる確率が高くなってしまいます。
手がかからない良い子が良いのではありません。赤ちゃんは感情をいっぱい表現して泣いて笑って成長していくのです。無表情は心が育っていない証拠です。
普通に育てていればサイレントベビーになることはありません。必要以上に放置をすることはよくありませんが、家事をするのでちょっと待っててねぐらいは大丈夫です。あとでいっぱい抱っこしてあげましょう。
そうはいっても忙しい時はまたか・・・と思いなかなか抱っこができないときもあるでしょう。そういう時はせめて顔を見せて「ちょっと待っててね。ご用事がすむまで待っててね。」と優しく言って待たせておくのは悪いことではありません。そのあと思いっきり抱っこしてあげればママと赤ちゃんの信頼関係が強くなります。
抱っこー抱っこに答えてあげたいけど今忙しいの。でも家事なんてあとでもできるよー。今は抱っこのほうが大切!できる限り答えてあげましょう。
成長してくるとちょっと待っててね、で少し待ってくれるようになります。とはいえあまりに鳴き声がおかしかったり様子がおかしかったら何はともあれすぐ抱っこしてあげましょう。
サイレントベビーの治療の基本は抱っこからはじめるそうです。そうでなくても抱っこは愛情の基本。思い切り抱きしめてあげましょう。
首がすわっていないふにゃふにゃの赤ちゃんって抱っこがこわいですよね。そうはいっても赤ちゃんのお世話をしなければなりません。上手に横抱きもしくは立抱きしてあげて赤ちゃんをリラックスしてあげましょう。
首がすわっていない赤ちゃんは抱っこがしにくいもの。首の下に最初手をいれ、首を手でしっかり支えながら、手のひらでお尻を支えてそっと抱っこしてあげるのがコツです。
横抱きは難しそうですがちょっとしたコツがあります。赤ちゃんが泣いているのに抱っこをしないわけにはいきません。最初は怖いですがちょっとずつ慣れていくので大丈夫です。
寝ている赤ちゃんの首の下に片手を入れて、もう片方の手を股の間から差し入れて手の平でお尻を支えます。
その状態でそっと抱き上げ、赤ちゃんの体を抱っこする自分の胸のほうへ引き寄せてください。
お尻を支えていた手を背中の辺りまでずらし、赤ちゃんを胸で支えるようにしながら首を支えていた手の平をゆっくり赤ちゃんの背中へとずらし、自分の肘を曲げたところに赤ちゃんの頭・首を乗せましょう
縦抱きして十分げっぷをさせてあげましょう。赤ちゃんによっては縦抱きが好きな赤ちゃんもいます。縦抱き、横抱き、状況に応じて使い分けましょう。
げっぷをするときは縦抱きは必須です。抱き方は最初は横抱きと同じように首を支えてからお尻をそっと支えます。そのままそっと抱き上げて赤ちゃんの頭を上にして自分の胸と肩にもたれるようにします。腕全体でお尻を支えもう片方で首や頭をそっと支えます。
縦抱きって気持ちいのよね。アタシなんだか眠くなってきちゃった。このまま寝ちゃおうかなあという言葉が聞こえてきそうな赤ちゃんです。
生後4か月も過ぎると赤ちゃんも首がすわってきて首を支えなくても抱っこが大丈夫になります。赤ちゃんもどんどん活発になってくるので、抱っこしていても落ちそうになることがあります。落ちないようにしっかり抱っこしてあげましょう。
首が座れば抱くのも楽になります。赤ちゃんが要求したらどんどん抱っこしてあげましょう。この時期は愛情をいっぱい受ける時期です。甘えすぎることはないのでどんどん甘えさせてあげましょう。
赤ちゃんがごきげんだとママも本当うれしい。いっぱい抱っこして愛情を注いであげましょう。リラックスしたムードは赤ちゃんに伝わります。にっこり笑顔で抱っこしましょう。
過去にスキンシップを与えないで赤ちゃんを育てたらどうなるかという恐ろしい実験をした皇帝がいました。あらゆる人体実験を試みたそうです。
赤ちゃんを50人集め、ミルクは十分にあげるが笑いかけてはいけない、スキンシップは一切いけないと命じて看護師や乳母に世話をさせたそうです。実験の結果赤ちゃんは全員死んでしまったそうです。愛情がいかに大切かわかるお話です。
「オキシントン」は別名愛情ホルモンとも呼ばれ赤ちゃんの情緒を安定させたり心身とも成長させるのに必須のホルモンです。赤ちゃんはこの愛情ホルモンがなければ時には死んでしまうことがあるということは恐ろしい実験から明らかになっています。
たくさん愛情を受けた赤ちゃんは成長ホルモンがたくさん分泌されることで免疫力が高まり、感情も安定し、知能も高くなるなどのデータがあるそうです。
抱っこをしてあげることはスキンシップの基本になります。愛情はやがて赤ちゃんが大人になったときに人格の基礎をつくる土台になります。赤ちゃんの時はまずはしっかりと抱っこをしてあげましょう。泣いたら放置はダメです。忙しい時やどうしても手を離せないときは優しく「ちょっと待っててね」と語り掛けましょう。月例の低い赤ちゃんでもきっとわかるはずです。
抱っこしているうちに安心して眠ってしまった赤ちゃん。ママの愛情ホルモンをうけてすくすく生育中です。たくさん愛情ホルモンをもらってね。
たくさん抱っこして、たくさんスキンシップしてたくさん愛情をもらった赤ちゃんはその後精神が安定して勉強にすぐれ運動も活発にできる子供になるといわれています。
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