2016/07/08
城ヶ崎 香乃
2016/01/14 更新
生後2か月を過ぎると「アーアー」と言葉にならない言葉を発してママとコミュニケーションを取ろうとする赤ちゃん。つぶらな瞳で何かを一生懸命かたりかけています。やがてしゃべりだすための練習をしている赤ちゃん。この時期にしかできない「会話」を楽しみましょう。
[表示する]
生後2か月ごろからご機嫌の良い時に始まる「アーアー」「うーうー」という言葉。ご機嫌よくお話ししてると思ったら急に泣き出したりして、さっきのは、何か伝えようとしている言葉だったのでしょうか?もし赤ちゃんの言葉を理解してあげればもっと赤ちゃんとコミュニケーション取れるのに?と思ったことはありませんか?
ねんねしてばかりいた新生児のころを過ぎると、だんだん「アーアー」という言葉や何を言っているか分からない喃語と呼ばれる言葉で語りかけてきます。言葉にはならないけれど、何かを伝えようとしていることは間違いありません。何を言っているかわからなくてもできる限り赤ちゃんの言葉にこたえてあげたいですね。
最初は何を言っているかわからない言葉のような言葉も成長につれてどんどん進化していきます。赤ちゃんの月例別の発達と大きなかかわりがあります。
赤ちゃんは生後1年間で大きく変化します。最初は寝てばかりいた赤ちゃんも1年たつとすっかり子供らしくなり、愛らしさをふりまきます。言葉もどんどん増えていきます。
生後2か月ごろからおしゃべりのような言葉がはじまる赤ちゃん。眠いのかな?お腹がすいたのかな?と感情を察知してあげることは大事です。ごきげんがよい証拠かもしれません。言葉を発するための発声練習かな?
生後2か月から4か月ぐらいまで、意味のない(意味があるのかも?)アーアーウーウーと声がでるようになります。ママも一緒になって赤ちゃんと会話してみましょう。
アーアーウーウーからブーバーなど言葉の範囲が広がっていきます。ブーブー眠いよう、バーバーお腹がすいたようといっているのかも?眠いんだからほっといて!かな?赤ちゃんの言葉を想像するのもとっても楽しいですよね。
アタチの言葉理解できる?わからないでしょ。悔しかったらあててみて。ブーブー。
ママと赤ちゃんお互いに意思疎通はできなくても、笑顔でコミュニケーションしましょう。そのうち赤ちゃんの言葉を理解できるようになってきます。
まーまーまー、ブーブーブー、などさらに言葉が広がり同じ言葉を繰り返すようになってきます。一人でなにかおしゃべりしていることも。どんどん言葉の世界が広がってきますね。まんまんまんといわれると「ママ」といったの?と思いたくなりますがこの時期の赤ちゃんが「ママ」というのはまだもうちょっと先のようです。
意味のない喃語から言葉とつながる意味のある「声」を出すようになります。たとえばほしいものをさして「んん」とか食べたいものをさして「あー」とか言ったりします。「ママ」という言葉はまだ言えなくても「ママ」という言葉の意味は分かってきます。
このころはまだ赤ちゃん言葉で話しかけて大丈夫です。無理に犬というより「わんわん」と話しかけてあげましょう。赤ちゃん言葉で話しかけられた赤ちゃんは3倍も言葉を覚えるそうです。
いろいろな物に興味をもち、さわったり放り投げたりして確かめます。好きな物興味のあるものやは言葉の習得が早いようです。車が好きな赤ちゃんはぶーぶーを覚えるのが早いようです。犬に興味がある赤ちゃんは「わんわん」がでるかもしれません。
何にでも興味を持つ赤ちゃん。赤ちゃんは遊びを通していろいろな言葉を覚えていきます。少々のいたずらは許してあげてね。これから言葉をたくさん覚えるんだから。
言葉がますます増えていきます。単語は30語くらいは理解できるようになります。これは何?ときかれると「りんご」といえなくても「んご」ぐらいはいえるようになることも。絵本も音楽も大好きになってますます興味の範囲が広がっていきます。そろそろ赤ちゃんから幼児になるころです。
いろいろな所へ行ったり、いろいろな遊びをさせてあげることでどんどん成長していきます。まだ大人が上手に話しかけたり遊びの相手をしてあげることは必要です。興味を持ちすぎて危ないことをすることもあります。赤ちゃんをしっかり見守ってあげましょう。
言葉の発達をねらって絵本の読み聞かせをするのは、本末転倒。絵本で言葉が発達するのは、読み聞かせの楽しい体験を通して生み出される結果的なものです。子どもは、遊びを通して成長していきます。おもちゃを操作したり、ままごとで生活のまねをしたりして遊ぶことは大切。読み聞かせだけに偏らず、いろいろな体験をバランスよくさせてあげたいですね。
もう赤ちゃんはほとんど卒業です。2歳近くになると「ママ 好き」など2語文がでるようになります。言いたいことも言えるようになると同時に反抗期も始まり「嫌嫌」を連発するかもしれません。しばらくは辛抱が必要ですね。
子どもとのコミュニケーションで大切なのは、言葉だけではなく、子どもが出している態度・行為などのサインを見逃さずにタイミングよく話しかけること。ときには聞き手になり、会話をスムーズに続けることです。
言葉はママやパパと会話する日常生活の中から自然に覚えていきます。お外に行ったら「今日は寒いね」でも「葉っぱが落ちてる」でもなんでもいいのでどんどんお話ししましょう。お家では「手伝って」といえばよろこんでやってくれるでしょう。お手伝いしながらいろいろな言葉を覚えていくでしょう。
動物園はよい親子のコミュニケーションの場。ぞう、きりん、とら、くまなど興味のある動物がいっぱい。脳を刺激して言葉もどんどん覚えていきます。
動物園は大好き。言葉もいっぱい覚えて楽しい一日が過ごせます。お家に帰ってからもどんな動物を見たかお話ししてみましょう。言葉は使うことでどんどん覚えていきます。
ママが赤ちゃんのまねをして赤ちゃんがママのまねをする。楽しく遊ぶことでどんどん言葉を覚えていきます。まねしてもらえると赤ちゃんもとってもうれしいのです。
赤ちゃんは言葉がうまく伝わらなくてかんしゃく起こしてしまうことも。赤ちゃんの心情をくみとって「こうしてほしいのね」「いやなのね」と言葉を添えてあげることで赤ちゃんも安心します。
赤ちゃんといえども嫌な言葉は敏感に感じます。人の悪口や嫌味、赤ちゃんの悪口などはいうことを避けましょう。赤ちゃんは表情から感じ取ります。
赤ちゃんと言葉いかがでしたか?言葉の発達には個人差があるので、すこしぐらい遅れていても心配はいりません。どんどん赤ちゃんと遊んであげることで言葉の発達を促すことができます。心と体両方すくすく育つように話しかけたり遊んであげましょう。
ハロー赤ちゃん。ママとたくさんお話ししましょう。そして言ってね。「ママ大好きだよ」って。その日が待ち遠しいママなのです。
赤ちゃんの時期だけにしか話せない喃語もとっても可愛いもの。あっというまに大きくなってしまう赤ちゃん。カワイイ時期をゆっくり見ていたいような気もするけど着実に成長しています。赤ちゃんの言葉がたくさんでるようにママもお手伝いしてあげましょう。
この記事に関する記事
Copyright© 運営事務局