2016/07/08
城ヶ崎 香乃
2016/01/05 更新
子育ては楽しいけど、いうことを聞かなくてイライラしたり、このまま躾などどうしたらいいのかわからなくなるときって、少なからずありますよね( ;∀;)そんな迷える子育てママに是非お教えしたいのが、コーチング!!子育てにコーチングを活かせば、子供もママもハッピーに!
子育てしてて、子供のことがよくわからなくて
イライラしてしまう時ってどうしたらいいの?
コーチング(coaching)とは、人材開発の技法の1つ。対話によって相手の自己実現や目標達成を図る技術であるとされる。相手の話をよく聴き(傾聴)、感じたことを伝えて承認し、質問することで、自発的な行動を促すとするコミュニケーション技法である。
コーチングとは、ビジネスや心理療法などに用いられるコミュニケーション技法です。
このコミュニケーション技法は子育てにおいても大いに有効な効果をもたらしてくれるそうなのです。
では、コーチングのどのような点が、子育てにおいて有効なのか、見ていきましょう。
コーチングって子育てにどう有効なのか、少しご紹介いたしましょう。
子育てコーチングでは子供の意思を尊重することがなによりも大切です。そして、親と子供は立場は違うけれども、対等な関係、横のつながりを持った関係だという意識を親として持つこともとても重要です。子供の自主性を認め、子供の意思を尊重して初めて、親と子供の本質的な関わりが出来るのだと言えます。
親は子供の模範となるべき存在ですが、子供は親の操り人形ではありません。子供の価値観をしっかりと認め、ひとりの人間として尊重することで、親と子のかかわりは深くなっていきます。子育てコーチングでは子供をひとりの人間として接していくことで、子供との間に繋がりを作り上げていくことが出来るのです。
コーチングの基本に
観察(傾聴)があります。
これは、すべての人間には個性があり、理解が早い人も遅い人もいるということを理解することを前提にして、同じ課題を課しても、結果はみんな同じにならないということを理解し、個人に対する観察や把握、分析が必須であると考えることです。
つまり、子育てにおいては
「自分の子供は、ほかの誰とも違うので、だれとも比べられない」と考えることなのです。
それを前提に、子供に対する課題があるならば、子供を信頼し、子供に課題を任せるべきなのです。大事なのは、ただ子供に放任するのではなく、子供が助けを求めてきたときは、手助けするのもとても大事です。
多くの親はアドラー心理学でいう所の課題の分離が出来ていません。子供の課題をまるで自分の課題のように扱ってしまうのです。その結果、子供の課題に対して、親が土足で踏み込んでしまうのです。これでは、子供は自主性を損なわれる上、親に対して憎しみや嫌悪感を覚えてしまうのは当然だとも言えます。
子育てしていると、
あの子はできるのに・・・
私はできたのに・・・
など、我が子をほかの子どもや自分の幼い頃と比べがちですよね
我が子は他の誰とも違う、我が子なりの考え方、やり方があるとよく観察するのが子育てコーチングにおいて大事なのです。
また、ただほおっておくだけなのではなく、きちんとその子だけを見ていて、必要なときに手助けしてあげるのが、大事なんですね。
表情や動作などの非言語によるコミュニケーションを含め、コーチングを行う上での基本。 自分の主張だけをしたり、あらかじめ用意されたテキストや質問を読み上げるだけでは、コーチングにはならない。
コミュニケーションもコーチングの基本になっています。
このコミュニケーションは「対等」ということが重要です。
「対等」というのは、ただ自分の意志だけを主張するコミュニケーションではありません。
例えば、子供を一方的に叱るというのは、「対等」なコミュニケーションになりません。
子育てコーチングにおいて有効なコミュニケーションは、子供の話に耳を傾け子供と同じ気持ちに立って共感を示すことが大事なのです。
子育てコーチングにおいて大事なのは、子供が自ら問題を発見し、考え、解決できるように、親が見守り、時には子供の進みたい方向に後押ししてあげることです。
子供が何かに躓いたときなど、よく親は普段から観察して、コミュニケーションを通じて子供を導いてあげるのが重要なんですね。
では、子育てコーチングを日常にどう活かせば良いのか?
子供への問いかけなど、コーチングに有効な問いかけ例をご紹介いたします。
ぜひ、お子さんに声をかける時に、参考にしてみてください!
「(わたしは)あなたが頑張ってたのを知っているから、この結果がとても誇らしいと思うよ。」
子供が良い点を取ったという結果だけではなく、子供が頑張った「子供全体」を誉めているので、子供は親に自分全体を評価してもらってとても誇らしく感じます。
「(わたしは)あなたを信じていたから今回の結果をとても悲しく思うよ。」
このように自分の気持ちを伝えることで、子供は親を悲しませてしまったという罪悪感を持ちます。そして、今後同じことがないように努力をし始める可能性が高くなるのです。
ユア・クエスチョンとは相手の気持ちを聞きだすコミュニケーションになります。相手の行為にではなく、気持ちに焦点をあてた聞き方となるため、とても話しやすい問いかけとなるのです。
例えば、
「(あなたは)どうしたいの?」
「(あなたは)どのようにしたいの?」
などです。
このような問いかけは、子供の気持ちを聞き出すことを易しくしてくれ、子供の意志の後押しに役立ちます。
子育てコーチングについて、詳しい内容に興味を持った方は、こちらの書籍を読んでみてはいかがでしょう?
苫米地英人 著
インデックスコミュニケーションズ
コンフォートゾーンをずらすテクニック、抽象度をあげるテクニック、ブリーフシステムを変更するなど、色んな分野で使えるコーチングが学べるお得な本だった。この本を読んで、新しいコーチングスタイルの未来を感じた。
伊東明 河北隆子 著
PHP出版
「勉強!」「ごはん!」などの単語や、「やめなさい」「早くしなさい」という命令ばかりの会話をしていませんか? 「家庭での会話がうまくいっている子ほど、学力は伸びる」というデータもあるように、子どもの成長は「豊かな会話」がポイントです!
本書は、人材育成に欠かせない「コーチング・説得・カウンセリング」を取り入れた、子育ての参考書です。ベストセラー『「聞く技術」が人を動かす』の著者と、コーチングのプロとが組んで、子どものやる気や明るさ、学ぶ力を引き出すための「聞く技術」を教えます。
東 ちひろ 著
学陽書房
子どものわがまま、メソメソやる気のなさをスッキリ解決して、みるみるやる気と自信がある子どもを育てるコツが書いてあります!
この本は、著者が実際の子育て相談をする中で、子どもとママをどんどん変えていった事例がたくさんのっています。
子育ては、いくら頭でわかっていても、ついガミガミ・イライラが爆発するもの。
それをどんなふうに解決して、いかにやる気と自信がある子どもに育てるのかというプロセスがわかりやすくのっています。
さすが子育て相談のプロ!といった感じでした。
また、コーチングの理論にこだわらず、心理学(心の貯金箱)をわかりやすく書いてあるので、子どものやる気のなさやダダこね理由がよくわかりました。
今までの子育ての悩みが一気に解決できる、子育てママを応援する本です!
いかがでしたでしょうか?
子育ては、イライラしてしまうことの連続ですが、
子育てコーチングの視点から見ると、ほかの人と我が子を比べているからイライラしてしまうこともあるのかもしれません。
コーチングの考え方は、子育てにもとても有効ですし、
子育て以外にも、普段の人間関係にもとても有効になることと思います。
ぜひ、コーチングの考え方を活かして、子供もママもパパもみんなハッピーになれることを願っています。
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