2016/07/08
城ヶ崎 香乃
二歳は「魔の二歳児」ともよばれるくらい手こずる時期です。トイレトレーニングに反抗期、おまけに夜泣きとくればママもヘトヘト、イライラ。この時期を上手に乗り切る秘訣はあるのでしょうか?夜泣きをすんなりと終りにできる方法はないのか考えてみます。
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夜な夜な続く夜泣きにブチぎれそうなママ。二歳児の夜泣きはつらい。
夜泣きとは、赤ちゃんにおいて特徴的な浅い眠りで目が覚めやすく、
周りが暗いとその暗闇に対する恐怖感と共にご両親の姿も見えないことから、
不安を感じて泣き出すことをいいます。
ある程度成長すると、不安や恐怖を感じたら泣き出すというわけではなく、
大脳の前頭葉が泣くという行動を起こすべきかどうかを判断し、
通常の不安や恐怖であればその行動を抑えるものなのです。
二歳でも夜泣きする子はいます。何が夜泣きの原因なのでしょうか?
前頭葉の発達が不十分であるため、
不安や恐怖を感じるとすぐに泣き出す。(=乳児や1歳児のときの夜泣きと同じもの)
・正常な生活リズムが確立していない。
上記2点が二歳児の夜泣きを引き起こす主な要因です
二歳児は日々成長しています。自分の変化についていけない?のが夜泣きの原因かもしれません。
どんどん成長していく事が(二歳の子からすれば)”驚き”と”不安”でいっぱいです。
無理もありません。
親は、「赤ちゃんは成長していくもの」と思っていますが、子供はそんな事知りません^ ^
本人にしてみれば「な、なんなんだ~!!この変化は!?」と、日々バージョンアップしていく自分に驚き、不安になってしまうのも無理ありません。
やはり「夜泣き」を改善するには日中に「体を動かす遊び」を、しっかりとする事も大切なポイントです。子供が部屋で一人でも体を動かせる遊び道具」がおすすめです
昼間しっかり遊んで、よるぐっすり寝て朝早めに起きるという生活リズムは二歳児の夜泣き防止のためには大切なことです。
昼間は外で元気いっぱい遊びたいのが二歳児!夜泣きの原因は生活リズムの乱れ?
二歳児の目線に立ってお散歩や公園に行ってみましょう。夜泣きはともかく、新しい発見があってママの心が癒されるかもしれません。
夜泣きしている子供に、「ママーこわいゆめをみたよ!まっくらでこわかったよー!」と声をあててみます。もちろんそのまま声に出しても、心の中で思うだけでも、かまいません。
すると不思議なことに、なんだか少し、おもしろくって可愛くて、ただ泣いている子供を、見ていたときよりもずっと、その姿を愛おしく思えませんか?
子供と同じ低い目線で、いつものお散歩をしてみることです。お散歩のとき、子供といっしょに道端や公園で、子供の目線になってみましょう。
目線を下げると、大人の目線では気づかない発見が、たくさんあります。落ちている葉っぱや、木の実の不思議、虫や動物を見つけること。
夜泣きでママも疲れた・・・。二歳児相手にママも大変!
どうしてもつらいとき、私は子供に素直に言います。「昨日はママも眠たくてごめんね、ママ怒っちゃった。今日はいっしょにお昼寝しようか」と。
子供がまだ小さいうちは、嬉しい言葉が返ってくる訳ではありません。
でも、こうしてママ自身も辛い、眠りたかった、怒ってごめんね、という気持ちを素直にぶつけることが、実はとっても大切だと思っています。
医学的にみて夜泣きはどういう意味なのでしょうか?
赤ちゃんの頃はほとんど夜泣きがなかったのに、最近になって夜泣きとまではいかないのですが、グズグズすることがあります。「二歳過ぎての夜泣きはよくないんだよ」と心ないことをいう人もいて結構気になります。怖い夢を見たときはすごい泣き方をするのでわかるのですが、夜中に何度もぐずると本当にどこか悪いのか気になってしまいます。(しーちゃんのママ 二歳二カ月)
専門家に夜泣きについて質問してみます。
たしかに、夜泣きの相談は二歳頃になるとぐんと減ってくるのですが、「二歳を過ぎての夜泣きはよくない」という説に、医学的な根拠はないので安心してください。また、たまに夜泣きすることが、何らかの病気の兆候というのもあまり考えられません。
本当はママに甘えたかった?二歳なんだから甘えんぼうで当然!
二歳頃になると、昼間のいろいろな経験を記憶する力も育ち、その時々に受ける感情も豊かになりますから、それが夢となって浅い眠りのときに夜泣きを誘発しているのかもしれません。二歳を過ぎて夜泣きしても、ちっともおかしいことではないのです。
二歳くらいの時期は、まだまだ自分中心の頃です。昼間、我慢することが多かったり甘えることができないと、夜中にグズグズと甘えたような泣き方をすることもあります。そのような点さえ心配りしていれば、なにも問題はないと思います。
小児科で夜泣きについて相談して安心するケースもあります。なんともないケースもあるので心配しすぎは良くありません。
夜泣きがとまらないからといって、必ず発達障害であるとは限りません。しかし、3歳をすぎても続く夜泣き、または、泣かないけれど寝ない子で、視線が合わない・言葉が遅い・多動傾向がある・友達とごっこ遊びをしない場合などは、発達障害に詳しい小児科へ相談することもお勧めしています。
いつまでたっても改善しない夜泣きには、発達障害を伴っている可能性があるそうだ。しかし、必ずそうであるとは言えない。あまりにやまない夜泣きには、ひとりで悩まず、専門家の意見をあおいでみてもよさそうだ。
あまりにひどい夜泣きなら一度小児科で相談してみることも必要です。
すやすや寝てくれる二歳児はカワイイ!
二歳児は手のかかる時期かもしれません。考えてみれば世の中にデビューしてまだ二年しかたっていないのです。そう思うと夜泣きはしょうがないのかなと思えませんか?毎日好奇心いっぱいの二歳児は知りたい見たいことがいっぱいで、心の中が満タンなのかも。夜はちょっと怖い夢をみちゃったのかもしれません。そんな風に考えて魔の二歳児の時期を乗り切りましょう。
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