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    最近聞く食育ってなに??保育園での食育の様子とその重要性

    近年「食育」という言葉を耳にする方は増えたのではないでしょうか?今とても食育が見直されていて保育園でも積極的に活動を行っています。でも保育園での食育って何をしているの?保育園で食育って必要なの?そんな疑問にお答えします!

    食育ってなに??

    最近聞くようになった「食育」という言葉

    食育とは健康な食生活を送るために食品選択や安全性、表示の仕組み、さらには農業との関係を学ぶこと。子どもだけでなく、消費者全体が対象になります。

    食育とは、これを食べなさい、食べさせなさいというものではありません。
    人としてモノを食べることの大切さを教えて、それを自分で判断できるだけの能力を培い、
    それを実現できるよう育て方を食を通して教えていこうというものです。

    出典:http://a-gozar.com

    親が押し付ける物ではなく、子供の自主性を培うものなんですね。
    なので最近では保育園でも食育を積極的に行っている保育園が多いです。

    子供を生みました、適当にモノを食べさせて大きくしました、というのではなく、食から学べる一つ一つのことを大切にしていくとともに、食を通して人間の形成をしていこうという壮大なテーマがあります。

    出典:http://a-gozar.com

    食べ物を食べるという事は「命を頂くという事」。食事の大切さを子供たちにちゃんと伝えてあげたいですね。

    今食育が見直されている

    食育の用語は、明治時代の料理小説『食道楽』(村井弦斎)・秋の巻に、「小児には、徳育、知育、体育よりも食育が先」とあり、子供に対する食教育の重要性が説かれていることに由来する

    出典:http://kotobank.jp

    近年、食育が見直され、幼児・学童期の人間形成や健康な食生活と食習慣の確立に役立てようとする教育運動に発展。「栄養教諭」も創設された。食育基本法も制定(2006年施行)され、06年から食育が授業科目に加わった。家族の団らんや人間関係の融和、郷土理解や地産地消活動、食料の自給率や安全性、食生活の改善と健康増進、料理の楽しさの理解などを、食を通して進めることがねらい。

    出典:https://kotobank.jp

    保育園はどういうところ?

    保育所(ほいくしょ、英: Nursery school)は、保護者が働いているなどの何らかの理由によって保育に欠ける児童を預り保育することを目的とする通所の施設。

    出典:https://ja.wikipedia.org

    保育園は「保育に欠ける子」たちが集まる場所ですので、お昼ご飯は基本的に給食です。
    子どもが毎日の生活と遊びの中で、食に関わる体験を積み重ね、食べることを楽しみ、食事を楽しみ合う子どもに成長していくことが保育園での食育です。

    保育園での食育の重要性

    近年、食の原点である「家庭の食卓」のあり方について、様々な問題が取りざたされています。その一番の犠牲となるのは、やはり、“子ども”たち。体も心も、そして脳も成長途中にあり、大人よりも影響を受けやすく、後々改善することも難しいのです。

    出典:http://www.jfcs.co.jp

    だから保育園からの小さなうちに食育を学ぶ必要があるんですね。

    最近の食育の中で、子供の病気に関する食べ物への危険性を訴えることもあります。それは偏った栄養による生活習慣病等の心配です。いわゆる中年以降に増えるメタボ体型が子供にまで広がっていることです。毎日の食生活の中で、食べ多分だけ消費ができていない運動不足の子供たちが増えていることから、ぽっちゃり肥満ではなく、少し痩せようかな?と言いたくなるような体型の子供たちの姿が目立ち始めました。忙しい毎日で、なかなか食事内容まで手をかけられないといった苦労もある中、もう少しだけ野菜を増やす、お菓子を減らすといった工夫などが食育の中では多く提案されているのが目立ちます。

    出典:http://a-gozar.com

    二人目などが生まれるとなかなか上のお子さんをお外に連れて行ってあげれなくなりますよね。
    保育園などで十分に運動ができればいいのですが。
    小児肥満は脂肪細胞を増やし大人になってからも太りやすい体質になってしまいます。家庭での食育もとても大事です。

    保育園での食育はなにをしてるの?

    保育園時代からの食育が大切だという事がわかりました。
    では実際に保育園ではどんな食育を行っているのでしょう?

    保育園での食育①お腹がすくための生活リズム

    乳幼児期の成長に必要な栄養をしっかりとるためには、食事の時間にちゃんとお腹がすいていることが大切になりますし、おいしく食べるためにも空腹はとても大切です。保育園では午前中に散歩などでしっかりと体をつかってあそび、散歩の帰り道に「お腹が減ったね」「今日の給食は○○だね」などと話をしながら帰ってきます。そんな何気ない日々の関わりを通じて、給食の時間にはしっかりとお腹がすくリズムの形成へと取り組んでいます。

    出典:http://taiyonoko.sunshine.ed.jp

    しっかりと美味しいご飯を食べるにはまず体をうごかすこと!
    これも立派な保育園での食育です。

    保育園での食育②安心・安全でおいしい給食の提供

    給食については給食へのこだわり、離乳食については大切な離乳食、食物アレルギーをもつお子さんへの対応は食物アレルギーへの対応をご覧ください。

    出典:http://taiyonoko.sunshine.ed.jp

    近年、アレルギーをもつ子供は増えています。そのことからも保育園では各アレルギー食の対応を行っている保育園がほとんどです。

    保育園での食育③楽しい食事

    大人にとっても記念日の食事は楽しみなように、子どもにとって特別な日のメニューはとても重要な意味をもちます。むしろ幼児期は食事によって今日が特別な日だと感じると言っても過言ではありません。 保育園では、季節の行事の日や誕生日会などの特別な日に、見ているだけでも楽しくなるようなメニューを用意しています。

    出典:http://taiyonoko.sunshine.ed.jp

    保育園での特別な給食。ワクワクした記憶がある方も多いはず。
    季節の食事や行事食を楽しむことも食育につながります。

    保育園での食育④子どもともに作る「食」

    お当番活動などを通じて子どもたちが、準備・メニュー紹介・ごあいさつ・片付けと、責任を持って関わっています。お当番の子どもは朝から、「今日はお当番なんだよ」と楽しそうに、ちょっと誇らしげに話してくれます。また、菜園活動や調理保育などを通じて食に対する興味や関心をさらに深める活動も行っています。

    出典:http://www.ahiru-net.jp

    皆で一緒にごはんを作る。これも食育です。
    簡単な調理などこども達と一緒に作る機会をつくっている保育園も多いようです。

    保育園の給食に使う食材を自分たちで菜園!

    保育園での食育⑤楽しい給食の時間

    心の栄養を摂ることも食事の重要な役割です。楽しい食事の思いでは、メニューや味とともに、一緒に食べた人も大きく心に残っています。現在ひとりぼっちで食べる「孤食」やみんなが別々のものを食べる「個食」が問題になる中、仲のよい友達や先生と一緒に楽しく食べる習慣は、今後の食生活を営んでいく上でとても重要なものになります。 保育園では給食の時間をしっかりととり、クラスみんなで会話をしながら楽しく食べることを大切にしています。

    出典:http://taiyonoko.sunshine.ed.jp

    保育園の食育⑥食事のマナーを学ぶ

    みんなでおいしく食べるためには、「食器やはしの使い方」「姿勢・食べ方」「あいさつ」などのマナーを身につけることが必要となります。ただし、厳しくマナーを押しつけてしまい食事が楽しくなくなってしまっては本末転倒です。 保育園では、子どもたち自身が見よう見まねで自然にマナーが身につくように取り組んでいます。また、マナーについての話などは食事の時間とは切り離して行うなど、指導的な意味合いをもつものはできる限り食事の時間に持ち込まないように配慮しています。

    出典:http://taiyonoko.sunshine.ed.jp

    【まとめ】保育園での食育

    今回は保育園での食育の様子をご紹介させていただきました。
    ぜひ家庭でも「食育」を意識してみてくださいね!

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