2016/07/08
城ヶ崎 香乃
2015/10/24 更新
車に乗るときに法律で新生児も含め子供のチャイルドシート使用が義務付けられています。チャイルドシートはいつまで使用義務があるかご存知ですか?なぜ義務化されいつまで使用するのか、年齢に応じてどのような種類のチャイルドシートがいつまで使用出来るのか調べてみました。
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今育児世代のママたちが子供のころ、チャイルドシートをいつまで使用していましたか?また使用していた記憶はありますか?昔は赤ちゃんや幼児は大人の膝の上に座らせるなんてことは当たり前のように行われていました。
1.子供の死亡原因の第1位が「不慮の事故」であり、0から9歳においてはそのうち1/3 が交通事故による死亡となっていること
2.平成6年から平成10年までの5年間で、自動車乗車中の交通事故による幼児の死傷者数 が、1.5倍にも増加していること
3.交通事故においての致死率(死亡する率)を比較すると、チャイルドシートを使用していなかった場合は、使用していた場合の4倍以上の高さであった。また、重傷を負う率も約2倍の高さであり、チャイルドシートには、自動車乗車中の交通事故の被害から幼児の身体を守る効果が認められること
4.座席ベルトは、大人の身体に合わせて作られており、幼児の体格では安全な使用が難しいこと
5諸外国の状況(先進諸国で法制化されていないのは、日本だけであった)
…などがあります。
このような様々な理由により子供の安全を考えた上でチャイルドシートの使用が義務化がされたのです。
それではいつまで使用義務があるのでしょうか。調べてみました。
チャイルドシートの使用が義務化されたのは実はそんなに昔のことではないのです。今の子育て世代が子供の頃はまだ義務化されていませんでした。いつまで使用が義務付けられているのかは6歳になるまでということなのだそうです。いつまでというはっきりとした年齢を知らない方も意外に多いのではないでしょうか。
チャイルドシートの使用の義務づけは、6歳未満の幼児を対象にしています。安全のため発育に応じたチャイルドシートを正しく使用しましょう。また車両の大人用のシートベルトは身長約140cm以上の体型に対して有効な働きをするため、年齢が6歳を超えても、まだ身体の小さな子供にはチャイルドシートやジュニアシートを使うようにしましょう。シートベルトをせずにそのまま着座するのはもちろん、大人用のシートベルトを身体の小さな子供に使うことは、ベルトが首にかかるなど、とても危険な状態になるので絶対にやめましょう。
チャイルドシートを義務としていつまで使用するかは6歳になるまでということですが、6歳といえど体格は子供それぞれ違います。法律で定められているいつまでがたとえ6歳未満のこどもであっても子供の安全を考えるといつまでと法律だけを気にするよりはそれぞれ親の判断で10歳前後まで体に合ったチャイルドシートまたはジュニアシートを使用することを多くの場で勧めているようです。
段階別に大まかなチャイルドシートの種類、いつまで使用可能かをまとめてみました。
新生児・乳児用ベビーシート
乳児用チャイルドシート
対象:体重10kg未満又は13kg未満(身長70cm以下、新生児~1歳くらい)
乳児期は首が据わっていないため、寝かせるタイプになっています
後ろ向きに使用する「シートタイプ」と、横向きに使用する「ベッドタイプ」とがあります
幼児用チャイルドシート
幼児用チャイルドシート
対象:体重9~18kg(身長65~100cm以下、1歳~4歳くらい)
幼児の首が据わり、自身で座れることが使い始めの目安
乳幼児のものを卒業してから、「前向きシート」として使用
学童用シート
学童用チャイルドシート
対象:体重15~36kg(身長135cm以下、4歳~10歳くらい)
「座面を上げて背の高さを補う」「腰ベルトの位置を子供の腰部に合わせる」ことによって大人用の座席ベルトが使えるようにするものです
このようにチャイルドシートは子供の成長に合わせて大きく分けて3段階に分かれていていつまで使用可能かも大まかに記されています。しかしいつまで使えるかはメーカーによって多少異なるため利用する際に確認が必要ですし年齢・体重・身長でいつまでと記されてはいるものの、体格にはそれぞれ個人差があります。ですからいつまでという記載はおおよそいつまでといったようなあくまでも目安なのです。
また多くのメーカーは使用義務で定められている年齢以上の子供を対象にしているチャイルドシートまたはジュニアシートを販売しています。それはいつまで義務なのかということではなく、子供の安全を守るため子供の体格など、必要に応じて少し長めに使用することを前提としているからではないでしょうか。
チャイルドシートをいつまで使用するかということに対して義務の年齢にとらわれすぎず、子供の体の成長に合わせて必要なチャイルドシートまたはジュニアシートを使用することが勧められています。
道路交通法施行令(第26条の3の2の第3項)によって次のように定められています。
座席の構造上、チャイルドシートを固定することができないとき。
定員内の乗車で、乗車人員が多人数のため乗車する幼児全員にチャイルドシートを使用すると全員が乗車できなくなるとき。(Q5参照)
幼児が負傷している等、チャイルドシートを使用することが療養上又は健康保持上適当でないとき。(Q6参照)
著しい肥満や、その他幼児の身体の状態により適切にチャイルドシートを使用できないとき。(Q7参照)
チャイルドシートを使用したままでは、授乳等の日常生活上の世話ができないとき。(Q8参照)
バス・タクシーなど、一般旅客運送事業の用に供される自動車運転者が当該事業の旅客である幼児を乗車させるとき。(Q9参照)
道路運送法第80条第1項ただし書の規定による許可を受けて人の運送の用に供される自動車運転者が当該運送のため幼児を乗車させるとき。
応急救護のため医療機関、官公署等へ緊急に搬送する必要がある幼児を乗車させるとき。(Q10参照)
止むを得ずチャイルドシートを使用できない場合などは義務が免除されることもあるようです。
しかし子供の安全を考えると。できる限りチャイルドシートを使用する方が良いのではないでしょうか。
チャイルドシートの利用頻度は低いかな。後部座席に子供が立って前方を見てる(特にミニバン)なんてのもよく見かける風景(正確にカウントしたわけではない)。こっちが怖くてたまらない。
Tue Oct 20 13:59:15 +0000 2015
RT @ikujispp: 最近は、助手席で子どもを抱っこしているママを見かけることが少なくなりましたが、まだ少数ですがいますね。これは非常に危険な行為なのですぐにやめましょう。子どもがチャイルドシートに座ってくれないからといって、座らせないのは危ないですよ。 http://t …
Sat Oct 17 04:23:07 +0000 2015
チャイルドシートの使用が義務付けられているにも関わらず未だに使用していないという光景を目にすることもあるようです。いつまで使用するという以前の問題かもしれません。
さらに、「乗車時に必ずチャイルドシートを使用する人はわずか39.7%。6割は使用しないことがある」と答えている。使用しない理由は「赤ちゃんが激しく泣くから」(1位)、「赤ちゃんが嫌がるから」(2位)、「同乗者がいて赤ちゃんを抱いてくれるから」(3位)など。この結果から「赤ちゃんがかわいそう、同乗者が抱けば問題ないと考えている親がかなり多いことも浮き彫りになった」。
チャイルドシートの使用の義務化により子供の事故が減っていると思いきや、そうでもないという調査結果もあるようです。チャイルドシートを正しく使用していれば防げた子供の事故による怪我も多くあるようです。
重要なのはチャイルドシートの使用が義務化された理由を踏まえ、チャイルドシートを正しく使用しいつまで使用するかをしっかりと考えて判断する必要があるということではないでしょうか。またいつまで使用するかを迷っているうちは使用を続けてもよいのではないでしょうか。
帰省の際に利用したり、チャイルドシートの購入を検討している場合など、お住いの地域で行われている制度を上手に利用してチャイルドシートをお得に使用しましょう!
チャイルドシートを正しく使用できるように様々なサービスが提供されています。ご自分がお住まいの地域も是非調べてみたください。
仕事の空き時間に買い物リストを確認&整理。抱っこ紐やチャイルドシートなどの単価の高い物含めて10万以内に収まる感じかな。もっと抑えたかったけど、必要最低限で買うとしても妥協はしたくないし。
Fri Oct 23 04:17:44 +0000 2015
RT @RedLily_: @KGN_works 血糊だけでしたが、シートベルト(チャイルドシート)は必要なものだなあと痛感しました。後で小学校高学年の子供が投げ出されて犠牲になった事故だと知りました。どっちかというと強化クラッチで渋滞中の高速の緩い上り坂を耐える方が辛かったで…
Mon Oct 19 22:19:50 +0000 2015
RT @mx5_saitama: チャイルドシート、最初は確かに嫌がるけど、どうしてチャイルドシートが必要なのか子供に説明するとちゃんと分かってくれるんだよね
Mon Oct 19 22:21:45 +0000 2015
このようにチャイルドシートの必要性を痛感している方は実際にたくさんいます。ですのでやはり正しい使用方法を身につけ、いつまで使用するかをチャイルドシートの使用義務がいつまでかに捉われすぎず少し長めに、子供の体格を考慮し使用することが大事です。
愛する我が子を事故の危険から守りたい。誰もがそう思っていることと思います。チャイルドシートの使用義務がいつまでかということに捉われすぎず、チャイルドシートの使い方やいつまで使用するかなどこれを機会に是非もう一度考え直してみてはいかがでしょうか。
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