2016/07/08
城ヶ崎 香乃
2015/10/21 更新
赤ちゃんに英語を教えることについて、賛成派と反対派がいます。きっかけは英語教育の重要性が高まり、英語が小学校の必修科目に決まったこと。それと英語教育がDVDやネットを使って比較的容易になり赤ちゃんにも英語を。ということです。どちらが正しいのでしょうか?
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英語学習は、その昔は書籍による読み書き。英語を話せる人が近くにいれば会話を学ぶ程度でした。
つまり独学もいいところ。
その後、テープレコーダーが普及して、ついでCDラジカセ、iPodなどの音楽プレーヤー、そしてDVD。
今やネットで動画やテレビ通話ができるところまでになりました。
つまり英語教材が使いやすく、入手しやすくなりました。
今はなきカセットテープの英語教材
そういえばLL方式と言って、オリジナルの音声に自分の発音を重ねて練習する高額な装置もありました。
今はこれとか...
スマートフォンがあれば、音声を聞いたり、テレビ通話で英語講師と会話もスムーズ。
何よりスマートフォン(iPhoneでいえばSiri)と英語で会話もできます。
世界的にグローバル化が進み、実情上世界共通言語となっている英語の重要性が高まり、英語教育に関しては後進国の日本でも教育改革がなされています。
そしてついに英語が小学校の必修科目に決まりました。
小学校で英語が必修科目に。でも誰が教えるのでしょうか?
2018年からなので、もう時間がありません。
具体的に小学校に配置する英語専任教員の手当はどうするのでしょうか?
今の先生方に押し付けるのは、余りに酷な気がします。
結果として英語教材や教育サービスの販売対象が、小学生から就学前児童に移り、さらに赤ちゃんにまで拡がっています。
赤ちゃんのうちからアレコレしておくと、自然に日本語と英語のバイリンガルになるし、何もしなければ英語が苦手な子になるような情報を入れられて母親たちの不安は高まるばかりです。
ここで英語教材販売者とは、一部の悪徳業者ではなく、真面目に赤ちゃんに英語教育をするにはどうしたらよいかを研究し商品開発している人たちです。
赤ちゃんが生まれ育つ際の母国語(日本語)を覚える時に、一緒に英語を覚えさせるのが良いという立場の人です。
赤ちゃんは生まれながらの天才!けれどそれは期間限定なのです。
1歳になる前に日本語を聞き取るための耳になってしまうので、英語を聞かせるのならば、0歳代から聞かせた方がより効果的だといえるでしょう。
早ければ早いほど英語を聞き取りやすい耳になるそうです。
赤ちゃんにも英語教育を
早ければ早いほど良いという考え方です。
実は生まれてくる前の胎内英語教材もあります。
ネットのブログ等で赤ちゃん向け英語教材を紹介している人(アフェリエイター)は、紹介料として金銭が入る仕組みを使っての紹介ですので、本当のところはわかりません。
アフェリエイターは紹介する人
サイトの訪問者が、記事を読んでサンプルを申し込んだり資料を請求すると、紹介手数料が入ります。
違法でも何でもないキチンとしたネツトビジネスです。
赤ちゃんは母国語を、主に母親とスキンシップを重ねながら習得するので、英語の教育はその後であるべきという立場の人です。
母語の習得は外国語習得にも良い結果をもたらします。中途半端に母親が母語でない英語で子供に話しかけることは止めたほうがよいでしょう。母語である日本語を確りと定着させてから外国語の英語を学習しても遅くありませんし、その方が英語の習得にも効果的です。
この英会話教育会社の方は、0歳から3歳未満までの外国語教育は、3歳からのそれとはまったく別物だという考えです。
赤ちゃんに英語は不要!3歳以降で問題なし
0歳から3歳の間に英語を教えることは弊害にしかならないという立場です。
愛すべきわが子に、赤ちゃんのうちから英語を教えたらバイリンガルになるとしたら...それじゃやってみようかという気にもなります。
ましてや、小学校に入学するころには英語が必修科目になっているのですから。
子供の耳は3歳までに出来上がる、という話も聞きますし、やはり日本人には難しい発音もありますから、私としてはなるべく早く始めたいと思っています。
親心といては、してあげられることは、しておきたいというところです。
意識の高いママたちは、マタニティのうちから始めています。
胎児の耳が機能し始めるのは、20~25週目だとか。
お腹の中とは言え、外の音をちゃんと聞いているわけです。
マタニティ中はCDで良い英語の歌を聴かせてあげましょう。
マタニティ向けの英語教材は、ほとんどが赤ちゃんに聞かせる音楽CDです。
それと母親向けの読み物、出産後の0歳児用英語教材案内です。
0歳児向け教材
教材大手のベネッセの0歳の赤ちゃん向けのものです。
絵本やおもちゃ、CDで構成されています。
1歳児向け教材
同じくベネッセの1歳児の赤ちゃん向けの教材です。
絵本、CD、DVDの他にも発音やクイズを遊べる専用端末も送られてきます。
賛成派も反対派も認める赤ちゃんがバイリンガルに育つ条件があります。
それはズバリ両親どちらかがネイティブ、片方が日本人の環境です。
ネイティブの方は、英語そのままで赤ちゃんに接します。片言の日本語はNGです。
日本人の方は日本語で赤ちゃんに接します。こちらも片言の英語はNGです。
国際結婚でそれぞれの親が母語で子供に話しかけることは子供をバイリンガルに育てる上でとても効果的です。母親は母語の日本語、父親は母語の英語で、生まれたときから子供とコミュニケーションを取っていけば子供は完全な日英バイリンガルに育ちます。
前出の反対派の”3才未満の乳幼児に母語の日本語にしろ外国語の英語にしろ、言葉を教え込もうとしては決していけません。”という方もおっしゃるバイリンガル赤ちゃん誕生の環境です。
国際結婚で生まれた赤ちゃん
Hello everyone!
赤ちゃんにも英語ということについて、賛成とも反対とも言えそうにありませんが、一つだけ共通に言えることが、両親が英語と日本語に分かれていると赤ちゃんがバイリンガルになるという事でした。
つまり普通の日本の夫婦でも、赤ちゃんの前ではどちらかがナンチャッテアメリカ人になるという方法があるという事です。
それと赤ちゃんが3歳になるまでにキチンと日本語を教えておけば、それから英語を教えることはとても良いことで一致しています。
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