2016/07/08
城ヶ崎 香乃
2015/10/18 更新
赤ちゃんに離乳食を与えていると、離乳食期に与えてはいけない食品がいくつかありますよね!はりみつもその一つ。赤ちゃんにはちみつを与えるのは1歳からと言われていますが、1歳未満の赤ちゃんにはちみつを与えるとどんな危険があるのでしょうか?
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1歳まで与えないように言われている食品はいくつかありますが、その中でもはちみつは強く与えないようにように言われています。
どうして赤ちゃんにはちみつを1歳になるまで与えてはいけないのか知っていますか?
1歳未満の赤ちゃんにはなぜはちみつを与えてはいけないの?
蜂蜜(はちみつ)といえば、砂糖よりも健康的に天然の甘味を摂取できて、栄養もたっぷりだというイメージですが、1歳未満の赤ちゃんには与えてはいけないと言われています。
赤ちゃんにはちみつがダメな理由はボツリヌス菌が入っているからと聞いたことがあるママもいるかと思います。ボツリヌス菌がダメな理由とは気になりますよね!
はちみつに含まれる可能性があるボツリヌス菌。
ボツリヌス菌とはどんなものか知っていますか?
実はとても危険なものなのです!
はちみつに含まれる可能性があるボツリヌス菌
ボツリヌス菌は芽胞から発芽すると、今度は増殖を始めます。発芽を始めると「休眠型」から「増殖型」に変わるので威力も強くなります。この時、人間の体内で増殖が始まると食中毒と診断されます。
ボツリヌス菌の作りだす毒素は、通常の病気の原因になるような最近とはレベルが違います。自然界の作りだす毒素の中ではトップクラスです。食中毒で死に至るのも、この毒素の強さが原因の1つなのです。
はちみつに含まれる可能性のあるボツリヌス菌は実はとても恐ろしい菌なのです。
知らない方は多いと思います。
このボツリヌス菌に赤ちゃんは弱いのです。
大人ははちみつを食べてもボツリヌス菌には強いですが、赤ちゃんの体内ではどんな事が起こるのでしょう?
大人はボツリヌス菌は大丈夫ですが、赤ちゃんにとっては危険です!
赤ちゃんがはちみつを食べ、ボツリヌス菌が体内へ入ると乳児ボツリヌス症という病気になる可能性が高いのです!
では乳児ボツリヌス症とはどんな病気なのでしょう?
赤ちゃんが発症する「乳児ボツリヌス症」とは?
力がなく、全身がぐったりする
これはボツリヌス菌の毒素により神経麻痺が起こってしまったり、消化器がやられてしまい食事がしょうかできないことによる、脱水症状からくるものです。四肢の麻痺や首のすわりが悪くなるという症状がみられます。
他にも症状はあるが最悪死に至ることも・・・
瞳孔散大や対光反射が緩慢になるといった医師でないとわかりにくい症状が他にもあります。ほっておくと死に至る危険性もある病気なので、ボツリヌス菌の疑いがある場合にはすぐに病院を受診し、適切な処置を受けることが必要です。
とても怖い乳児ボツリヌス症。重症だと死に至ることもあるので、1歳未満の赤ちゃんには絶対はちみつを与えないようにして下さい。
1歳未満の赤ちゃんがはちみつを食べると乳児ボツリヌス症に罹る可能性がありますが、1歳になるとなぜはちみつを食べても大丈夫になるのでしょうか?
赤ちゃんが1歳になるまで与えてはいけないと言われている、はちみつについてまとめました。
はちみつは栄養価が高く、砂糖の代わりに料理に使いますよね!
大人にとっては栄養があっても、赤ちゃんにとってはちみつは危険な食品なのです。
離乳食を与えているママでもはちみつは赤ちゃんに与えてはいけないとわかっていても、どんな理由かは知らないと思います。
はちみつは1歳未満の赤ちゃんには「乳児ボツリヌス症」の危険があるので与えないようにしましょう。
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