2016/07/08
城ヶ崎 香乃
幼稚園はただ近くを選べばいいとは限りません。費用を考えるとちょっと遠方の方が安く済む何てことも。しかし幼稚園は費用だけではないので、必ずしも費用だけで選ぶのは危険です。今回は費用を含めた幼稚園の選び方をまとめてみました。
法律上、「学校」の位置づけになる幼稚園は、
学校と同じく、保育料が一律です。
幼稚園にかかる費用を
正確に抑えるためのポイントは
幼稚園に費用を直接聞いてみることです!
幼稚園の費用は一概には言えないもの。
一番は直接幼稚園に聞いてみましょう。
意外な費用がかかるかもしれません。
公立幼稚園と私立の幼稚園でも費用に違いがあります。
公立幼稚園は文部科学省幼児教育課に属し、各市町村が運営をしています。
そして私立幼稚園は民間。学校法人が運営しています。
国・民間というと、費用や内容が違ってくるのかなというイメージをもたれるかと思いますが、ズバリその通りです。
【公立幼稚園費用】…23万0,100円(年間平均)/69万0,390円(3年間総額)
【私立幼稚園費用】…48万7,427円(年間平均)/146万2,281円(3年間総額)
ご覧の通り、一目瞭然ですね。
これは、文部科学省の「子供の学習費調査(平成24年度)」という公式データですが、公立と私立で費用は約2倍違います!
市町村によっては、「私立幼稚園就園奨励費補助金」という制度があり、申請すれば年収や市民税などの額によって補助金が給付され費用を減額できます。
(例えば入園料に充てられるようなけっこうな額だったりします!)
金額や制度は各市町村により異なります。詳細は各市町村や各私立幼稚園にお問い合わせください。
私立幼稚園の公立幼稚園では二倍以上の差があります。
質も様々違っているので、どちらがいいかというのが一概に言えません。
幼稚園を選ぶ際は費用だけではありません。
幼稚園の実情や環境を考慮に入れましょう。
幼稚園には様々なコンセプトがあり、多様化しています。
そのコンセプトによって費用がかかってしまう場合もあるので、要注意です。
園によっては近代的でホテルのような設備やコンサートホールのあるところもあります。しかし子どもにとってその贅沢は必要でしょうか?高い月謝と設備費を払う園よりも物を大切にすることを教えてくれる園の方がおススメです。
また園で使う文房具や制服などは、卒園生のものを貸してくれるところもあります。見学の際に問い合わせてみてください。やはり使えるものは使ったほうがいいのです。子どもにも新品でないからこその良さをわかってほしいと思います。
子供に「贅沢」は必要なのか。
ただの親の満足の為に費用をかけないように注意したいものです。
方針や雰囲気等ももちろん大切ですが、「毎日通えるか」も忘れずに。園までの交通手段、危険な道はないか、園バスが出ているか、さらにお弁当か給食かもワーキングママにとったら外せないポイントでしょう。
交通費も忘れがちの費用。
あまりに高額の費用になるならば考えものです。
幼稚園の中には通学バスがあるのでその費用も考えましょう。
子供の表情はウソをつけません。
つまらないと思えばつまらない顔をしています。
楽しいと思えば、とびっきりの笑顔で遊んでいます。
キラキラとした表情で嬉しそうに遊んでいるかをチェックしてきましょう。
つまらなそうにしている子がいる幼稚園は、避けた方がいいでしょう。
やはり選ぶのは本人の子供。
費用うんぬんではなく、子供の表情をよく観察しましょう。
公立幼稚園は、文部科学省管轄のため一定の方針になりますが、私立幼稚園は園によって本当にタイプはさまざまです。
私立幼稚園でも、行事が少なめでのんびりした保育だったり、うちの近所には「どろんこ幼稚園」なんて呼ばれる、外遊び重視の私立園もあります。
幼稚園は出来るだけ子供にあった幼稚園を選びましょう。
費用が高くついても子供があっているならば高い費用を払うべきだと思います。
きょうだいが通っている保育園に
下のお子さんを入園させる場合、
もしくは、同じ保育園でなくても
2人以上が同時期に園に通う場合
2人目以降は半額に、
3人目以降は無料になる自治体が多いです!
どうしても子供に合う幼稚園が無い・・・費用が高すぎて払えない・・・
という場合は「保育園」も視野に入れてみましょう。
幼稚園とは違った方針・費用なので確認してみてもいいかもしれません。
以上、幼稚園を選ぶ際の注意点をまとめてみました!
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