2016/07/08
城ヶ崎 香乃
日本では新生児の添い寝は一般的ですが、初めてだと「どうやったらいいの?」という疑問は少なくないはず。新生児の添い寝方法とは一体どのようなものなのでしょうか?新生児の添い寝はいつごろから始めたほうがいいのでしょうか?そんな疑問にお答えしていきたいと思います。
日本では別室での新生児の一人寝はわずか1%! 多く見積もっても10%に満たないのではないでしょうか。日本が断トツで添い寝もしくは同室である理由のひとつに、住宅事情が考えられます。
かつては『ウサギ小屋』などと言われ、特に都心部の核家族世帯になると新生児のために一部屋用意するのも簡単ではありません。そんな事情から同室で新生児添い寝をしている家庭もあります。
もうひとつは日本がベッドではなく布団の文化だったことも新生児の添い寝が主流になった理由でしょう。同じようにベッド以外で睡眠を取るアジア諸国でも、新生児の添い寝文化の国がいくつかあります。これ、何といっても授乳が楽ですね。
添い寝に関する危険性は、スウェーデンの医学専門紙「Dagens Medicin」が掲載したヨーテボリ大学(Gothenburg University)小児科教授のヨーラン・ベネグレン(Goeran Wennergren)氏のインタビューで初めて指摘された。この中で同氏は「最近の研究で、添い寝が乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険因子であることが判明した」と話していた。
新生児の添い寝には専門家によって諸説があるようで、一概にどちらかがいいというのは言えないようです。
しかし日本は諸外国と比べて国土の狭さから、新生児のための部屋を確保することができず、添い寝するということが一般的なようです。
必ずしも添い寝をしてはいけない、というわけではなさそうです。
新生児の添い寝のメリット、デメリットはどういったものがあるのでしょうか?
新生児の添い寝にのメリット・デメリットをまとめてみました。
授乳しながら一緒に寝られる
子どもと同じ生活パターンを送ることができる
スキンシップをすることで子どもに安心感を与えられる
SIDS(乳幼児突然死症候群)の発生率が一人寝より低い
添い寝は夜泣きを少なくする効果も期待できます。夜泣きの原因は様々ですが、 寝つきの改善が夜泣きの減少になることあります。
夜泣きの原因のひとつに、赤ちゃんの睡眠リズムによるものがあります。
赤ちゃんは約50分おきの浅い眠りがやってきます、そしてまた深い眠りに入る時、寝つきと同じ状態になるのです。
ママがスヤスヤとそば寝ていればまた安心して眠っていいんだと赤ちゃんは感じ、また深い眠りに入ることができるのです。
新生児の添い寝の一番のメリットはやはり、新生児の寝つきが良くなることのようですね。
乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)とは、何の異常もなく元気だった赤ちゃんが寝ている間に突然死んでしまう疾患です。
日本では赤ちゃんの死亡原因の3位となっています。
添い寝はSIDSを発生させる危険な寝かせつけ方法だと警告されていました。なぜ添い寝がSIDSを発生させる危険があるのかというと
お母さんが寝返りをして赤ちゃんに覆いかぶさってしまうという事故が多発していたからです。
確かにこのような危険性はありますが、日本のママは赤ちゃんを押しつぶしてしまうほど太っていない人が多いのでそこまで気にする必要はありません。
それ以上に添い寝がSIDSを防ぐ効果のほうが重要です。アジア系の赤ちゃんは欧米に比べSIDSの発生率が圧倒的に少ないのです。
その理由は添い
デメリットは新生児が窒息してしまうことのようですね。
しかし日本人は体型が痩せている方が多いため、こういった自己は少ないようです。
新生児の添い寝の方法をまとめてみました。
布団での添い寝は、割と早くから始めるお母さんが多いようです。病産院によっては添い寝、添い乳を勧められることもあり、1ヶ月検診を済ませた頃から添い寝を始めるのが一般的です。
いつまで添い寝をするか迷われるかもしれませんが、生後数ヶ月では、まだ、お母さんがいなくて寂しいといった感情は十分発達していませんので、一人寝をさせるご予定でしたら、なるべく早い時期からはじめることをお勧めいたします。人の顔が認識できるようになる生後5ヶ月~6ヶ月より前がよいでしょう。
新生児の添い寝は早ければ早いほうがいいみたいようです。
家族みんなで一つの部屋に寝る場合、端に赤ちゃんを寝かせ、その隣にお母さんが寝るのがおすすめ。家族の真ん中や、お父さんや他の兄弟のそばに寝かせるのは事故が起こりやすくなるので注意してください。
一緒の布団ではなく隣に並べて寝かすのがよいと考えられます。また、母親は寝ている間も無意識に赤ちゃんの様子を察知しているため、赤ちゃんをつぶしてしまうことは滅多にないということがわかっています。
やはり新生児の添い寝はお母さんが適任のようです。
ベビーベッドの高さと大人用のベッドの高さを同じにできるなら、2つをぴたりとくっつけて添い寝をする方法もあります。この方法なら、寝返りが打てない赤ちゃんにも使えるので添い寝の時期を早めることができます。このように複数のベッドをくっつけて赤ちゃんを寝かせる場合、ベッドとベッドの間にできた隙間に赤ちゃんが挟まってしまわないように、ベッド同士をきちんと固定しましょう。
私も初めはベビーベッドに
子どもを寝かせていましたが
途中から同じお布団で
添い寝するようになりました。
添い乳でよく寝てくれるように
なりましたし、
夜中に起き上がって
赤ちゃんを抱っこして
おっぱいをあげて・・ということも
なくなり、暖かいお布団の中で
授乳もでき、本当に楽になりました!
新生児といえどベビーベッドが最善ではなさそうです。
家庭ごとに育児方針というのがあると思います。しかし思い通りにいかないのも育児で、例えば産まれる前から「絶対、添い寝!」と決めてしまっても、実際には赤ちゃんの性格やママの体調などで一人寝にした方が良い場合もあります。
新生児は添い寝だけではなく、一人寝もメリットもあるので子育ての考え方によって一人寝も考えたほうがいいかもしれません。
そうはいっても新生児の添い寝は日本では一般的。
正しい新生児の添い寝の仕方をしましょう。
以上、新生児の添い寝をまとめました。
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