2016/07/08
城ヶ崎 香乃
2015/10/03 更新
子育ては何かとお金がかかり、幼稚園に通いだすともなれば、費用がかさむ一方。うちはお金がないから幼稚園は無理!と決めつけていませんか?住んでいる地域、自治体によって差額はありますが、幼稚園には補助金もあります。補助金をふまえた幼稚園の費用について考える。
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標準的な保育時間・・・・9時から14時くらいまで
保育対象(年齢)・・・・・・3歳になった春から小学校入学前まで(3年保育の場合)
一日の標準保育・教育時間・・・4時間(標準)
保育料・・・・・・・・・・・・・・公立の場合/市町村が決定
保育料・・・・・・・・・・・・・・私立の場合/設置者(園側)が決定
給食・・・・・・・・・・・・・・・・任意
先生の必要免許・・・・・・幼稚園教諭免許状
所管・・・・・・・・・・・・・・・・文部科学省
保育対象(年齢)保護者の事情により保育に欠ける0~1歳児から、小学校入学前まで
標準的な保育時間・・・・・・・・・7時半くらいから17時~18時くらいまで
一日の標準保育・教育時間・・11時間(原則)
保育料・・・・・・・・・・・・・・認可保育園の場合/課税状況に応じて市町村長が決定
保育料・・・・・・・・・・・・・・認可外保育園の場合/設置者(園側)が決定
給食・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・義務
先生の必要免許・・・・・・・・・・・保育士資格証明書
所管・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・厚生労働省
幼稚園は、小学校入学前のお子さんの「教育施設」であり、これに対して保育園(保育所)は、乳幼児を保護者に代わって預かる「児童福祉施設」であることです。
保育園と幼稚園、どちらがよい、というのはありません。幼稚園は学校の仲間なので教育がしっかりしている、保育園は遊びが中心というような捉えられ方もされがちですが、園の教育方針はいろいろ。幼稚園だから、保育園だから、という区切りだけでは本当に自分の子どもにあった園かどうかはわかりません。
幼稚園と保育園、どちらが良いの?・・・これには答えがありません。それぞれの家庭のライフスタイルと、子供の状態をよく考えて選びましょう。
ところで、幼稚園や保育園に補助金はあるのでしょうか?補助金があるかないかも選ぶ過程で重要になってきます。
公立幼稚園の年間費用
149,544円(ひと月あたり12,462円)
私立幼稚園の年間費用
367,355円(ひと月あたり30,613円)
※両方とも給食費込みの金額となっています。
ただし、幼稚園は保育時間が短いため(遅くとも15時降園)その後に習い事をするケースが多く、そのような時間外の学習費用を含めると
公立では年間約23万円
私立では年間約48万円ほどになります。
補助金を調べる前に、公立・私立幼稚園の費用について調べてみました。私立は公立に比べておよそ2倍です!しかし、どちらにせよ、その園の特色をよく理解して入園を決めるべきでしょう。
費用は理解出来ましたが、補助金がどれだけ出るかで選択が変わってきます。
公立幼稚園は延長保育がないところが多く、私立幼稚園は延長保育がある場合が多いので、働くママは私立幼稚園を選ぶ方が多いようです。
また延長保育がある幼稚園では、夏休みや冬休みの預かりをしてくれる場合があります。
(※公立幼稚園でも延長保育がある園もあります)
公立幼稚園は2年保育が主流ですが、私立幼稚園は3年保育が多いので、年少組の期間を家庭で過ごすか、幼稚園で過ごすかといった違いがでてきます。
(※3年保育の公立幼稚園もあります)
預かってくださる先生にも違いがあります。
一概には言えませんが、公立幼稚園の先生は公務員にあたるので、経験を積んだベテランさんが比較的多く、私立幼稚園はハードな行事スケジュールなどから、先生の出入りが多く、どちらかと言えば若い先生が多いようです。
やっぱり費用がかさむ分、私立幼稚園の方が内容が充実しているようです。
今の幼稚園ママは働く人も多いので、延長保育ができるかも重要になってきています。
私立の費用負担がかなり大きい印象ですが、これも補助金がどれだけ出るかが重要になります。
公立幼稚園だと、通園バスなし、給食なしの園が多いようです。
そのため、朝はお弁当を作り、幼稚園まで送迎し…と、ママの朝時間が忙しくなります。
私立幼稚園では、通園バスありの園が比較的多いので、自宅から離れた幼稚園でも通園がラクというメリットがあります。給食はまちまちです。
・幼稚園行事の数
・行事の数に伴う保護者の出番(役員)
行事の数は公立にくらべ、私立幼稚園の方が多いようです。園によっては月に1回ある、というところも!行事といったイベント事は、子どもの良い経験になり、家族にとっても思い出になるので数はある方が良いのですが、その分負担も大きくなります。保護者のヘルプを頼まれる場合が多く、役員の人は行事のたびに呼び出される、といったことも少なくありません。
最近の私立幼稚園は、幼稚園で習い事ができるんです!
保育時間後、幼稚園に習い事の先生がいらっしゃって、そのままおけいこ事。
英語や水泳、体操教室といった習い事をしてくれる園が多いようです。
幼稚園で行ってくれるなら、習い事先への送迎の必要がないので助かりますね。
(別途料金がかかる場合が多く、「オプション」と呼ばれています)
公立幼稚園には保育時間後の活動はありません。
私立幼稚園は、よくPTA役員が大変、行事への親の参加が多くて大変と言われます。私立幼稚園でも親の負担が少ないところもありますから、よく調べると良いですね。
また、放課後に習い事が出来る園も最近多くなってきています。公立幼稚園ではまず聞かれませんので、ここも大きく違うところです。
生活保護世帯:229.200円
市町村民税非課税世帯、市町村民税所得割非課税世帯(年収約270万円未満):199.200円
市町村民税所得割課税額(年収約270万円~360万円未満):115.200円
市町村民税所得割課税額(年収約360万円~680万円未満):62.200円
市町村民税所得割課税額(年収約680万円以上):なし(第3子以降:308.000円)
生活保護世帯、市町村民税非課税世帯、市町村民税所得割非課税世帯(年収約270万円未満):20.000円
市町村民税所得割課税額(年収約360万円~680万円):第1、2子なし、第3子以降79.000円
就園奨励補助金は全国一律で分かりやすいです。補助金申請は入園した園経由で提出するようです。第一子は補助金が少ないようですね。でも、補助金は本当にありがたいです。
こちらの保護者負担軽減補助金は自治体によって金額が異なる模様。自治体によっては、年少から、年中からと、補助金がスタートする年齢が違う事も。就園奨励費補助金ほど高いわけではありませんが、とにかくどんな形でも補助金がもらえるのはうれしい事ですね。
こちらの入園補助金は自治体によって出るところと出ないところがあるようです。
その辺をしっかり調べてみると良いですね。
公立幼稚園・私立幼稚園で迷う人が本当に多いです。特に、費用面で私立幼稚園をあきらめる人が多いですが、この補助金を良く理解すれば、考えが変わるかも。私立幼稚園が公立幼稚園より絶対いいわけではありません。補助金をふまえ、家族のライフスタイルや子供の適性を見極めて、より良い子育てをしてあげてくださいね!
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