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子育てにかかるお金ってどのくらい?妊娠・出産・育児のお金について

待望の妊娠で喜びもつかの間、ここから始まるお金の悩み・・・妊婦健診からスタートして、出産費用・大学までの教育費用・養育費用など子育てにはとにかくお金がかかります。お金がかかるって言ってもどのくらいかかるのか想像したことがありますか?子育てにかかるお金について。

妊娠・出産におけるお金について

これから始まる子育てのお金の悩み・・・

幸せな子供の誕生ですが、妊娠した時点で子育てのお金の悩みはスタートし、子供が社会人になるまで続くわけです。出産前後にまつわるお金について手当はどんなものがあるのでしょうか。

出産育児一時金

出産する時に一時金がもらえる制度が用意されています。出産育児一時金という制度です。これを利用すると42万円が支給されます。

出典:http://nomad-saving.com

児童手当(子ども手当)

<子ども手当の活用に関して>

・「子ども将来のための貯蓄」: 43.4%
・「日常の生活費に補てん」:11.4%
・「子どもの保育費」:10.8%

中学生以下の子供がいる場合に、児童手当が支給されます

出典:http://nomad-saving.com

①0歳~3歳未満 15000円
②3歳~小学校修了前 10,000円(第1子・第2子) 15,000円(第3子以降)
③中学生 10,000円

出典:http://jidouteate.com

結構出産時の支給は大きいですよね。実際はこれより費用がかさむので出費は要りますが、かなり助かるのは事実。そして児童手当も非常に助かるお金であります。生活費で精いっぱいで貯金ができないけど、児童手当のお金だけは手を付けず貯金しているという人が結構いるのですよ。

出産から始まる怒涛の出費・・・

出産前後にかかる出費とはどのくらいでしょうか。

出産費用

出産の時に入院した費用が569,550円でした。このうち42万円は出産育児一時金で相殺されるので、実際に払ったのは149,550円です。

出典:http://nomad-saving.com

おむつ・おしりふき・被服費・雑貨など

子供が産まれてから買ったもので使ったお金は、計算してみたら108,027円でした。内訳のほとんどがおむつ代です。

出典:http://nomad-saving.com

出産費用って本当に高いですよね・・・病院によっても費用が少しずつ違うので近隣の病院を調べてみるのも良いですね。子供用品も思ったよりかかりますから覚悟が要りますね。でもこの辺のお金は出産祝い金でまかなえることもありますよ。

子育てにおけるお金について(幼稚園・保育園まで)

<未就園児の場合>

・1位:子どものための預貯金・保険(199,402円)
・2位:食費(166,387円)
・3位:生活用品費(149,425円)
・4位:レジャー・旅行費(97,127円)
・5位:衣類・服飾雑貨費(68,754円)
・6位:保育費(62,790円)
・7位:お祝い行事関係費(59,882円)
・8位:学校外教育費(15,635円)
・9位:医療費(11,867円)
・10位:学校外活動費(11,449円)
・11位:おこづかい(487円)
・12位:子どもの携帯電話料金(21円)

■未就学児1人当たり「年間」子育て費用総額:1,043,535円
・未就学児のうち、未就園児1人当たり:843,225円

出典:http://allabout.co.jp

年齢層では、「生活消耗品」も上位に来ています。考えられるのは、やはり「紙おむつ」や「お尻拭き」などの日用品の購入で費用がかさんでいるせいかもしれませんね。

出典:https://upin.jp

子育てが始まってすぐのお金は「おむつ代」。そして将来のお金の悩みを解決すべく、大概の家庭では学資保険に加入しますね。この保険ですが、金額設定を間違えると、現在の生活費の捻出に苦労しますから、無理しない程度にしないといけません。子育ては途中でやめられませんから、最初の計画が肝心です。

<保育所・幼稚園児の場合>

・1位:保育費(379,407円)
・2位:食費(224,627円)
・3位:子どものための預貯金・保険(187,212円)
・4位:レジャー・旅行費(136,383円)
・5位:生活用品費(92,522円)
・6位:衣類・服飾雑貨費(66,462円)
・7位:学校外活動費(43,179円)
・8位:お祝い行事関係費(41,066円)
・9位:学校外教育費(30,784円)
・10位:医療費 (13,462円)
・11位:おこづかい(1,318円)
・12位:子どもの携帯電話料金(127円)

保育所・幼稚園児では、
・1人当たりにかかる金額:1,216,547円(未就園児より約37万円多い)

出典:https://upin.jp

「保育所・幼稚園児」にかかる子育て費用の支出額1位は、やはり「保育費」になります。保育所や幼稚園でかかる「保育料」や「月謝」、「給食費」などの支出になっているでしょう。

出典:https://upin.jp

結構かかる未就学児!ダントツで保育費が原因ですね。そして体力も興味も大きくなり、レジャーなどで出費がかさんでしまいます。子育ては楽しいものですが、この大きなお金の悩みをどれだけ解決していくかにかかっていますね。

子育てにおけるお金について(小学生・中学生まで)

就学区分ごとに比重の高い費目

■未就園児:「子どものための預貯金・保険」「生活用品費」
■保育所・幼稚園児:「保育費」
■小・中学生:「食費」
■中学生:「学校教育費」「学校外教育費」

中学生の子どもを育てるのって、結構なお金かかることがハッキリと解かりますね!

<小学生の場合>

1位:食費(278,294円)
2位:レジャー・旅行費(167,044円)
3位:子どものための預貯金・保険(163,037円)
4位:学校外教育費(106,089円)
5位:学校教育費(105,242円)
6位:学校外活動費(94,985円)
7位:生活用品費 (83,419円)
8位:衣類・服飾雑貨費(68,970円)
9位:お祝い行事関係費(31,974円)
10位:医療費(21,791円)
11位:保育費(19,268円)
12位:おこづかい(9,605円)
13位:子どもの携帯電話料金(3,823円)

■ 小学生1人当たり:1,153,541円
小学生でかかる金額は、保育所・幼稚園児よりやや少なくなる結果ですが、中学生の場合は、約40万円ほど多くなっており、

出典:https://upin.jp

「小学生」にかかる子育て費用の支出額1位は、「食費」という結果になっています。やはり、育ち盛りの子どもは、食費がかさんでくるようになっているようです。

出典:https://upin.jp

子育てで一番かかる食費!小学生という育ち盛りには特に重要な項目です。未就学児よりは保育費用がなくなるため出費が減るイメージですが、他の項目が大きくなってくるわけですね。習い事も始めたり、おこづかいがいるようになったり・・・子育ては常にお金がつきまといます。

<中学生の場合>

1位:食費(356,663円)
2位:学校教育費(274,109円)
3位:学校外教育費(248,556円)
4位:子どものための預貯金・保険(179,910円)
5位:レジャー・旅行費 (146,710円)
6位:生活用品費(97,139円)
7位:衣類・服飾雑貨費(76,507円)
8位:学校外活動費(57,337円)
9位:おこづかい(39,022円)
10位:お祝い行事関係費(33,539円)
11位:子どもの携帯電話料金(23,453円)
12位:医療費(22,624円)

■中学生1人当たり:1,555,567円(未就学児の約1.5倍の金額)

出典:http://upin.jp

「中学生」にかかる子育て費用の支出額1位は、小学生と同様の「食費」という結果になります。ですが、金額の差が結構ひらいてますね。中学生ともなると、大人と同じように食べている子も多いかもしれません。食費がかなりかさむことを覚悟しておく必要があるでしょう。

出典:https://upin.jp

こちらも小学生同様、食費が子育て費用の支出額1位なのですね。昔と違うのは「子どもの携帯電話料金」。現代ならではの出費!子育て費用も時代によって違うようです。

子育てにおけるお金について(高校生まで)

高校の学費:年間で公立38万円、私立96万円

私立学校の学習費は年間96万円ほどで、公立の2.5倍ですね。3年間にかかる学習費をみてみると、公立高校では116万円、私立高校では290万円程度です。進学先によってかなりの差があることがわかります。

公立高校にかかるお金

・入学時費用:10~20万円(制服代など)
・授業料:無償化(所得制限あり)
・その他費用:月約1~2万(旅行積立、PTA、通学費など)
・公立高校3年間でかかるお金:約80~120万円

出典:http://www.h5.dion.ne.jp

私立高校にかかるお金

・入学時費用:20~40万円(高校により差が大きい)
・月々の支払い:月約4~8万(学校により差が大きい)
・私立高校3年間でかかるお金:約250~300万円

出典:http://www.h5.dion.ne.jp

子育て費用でずいぶんかわってくるのは、この辺りからでしょうか。高校は公立と私立でかかる費用も全然違います。特に最近は高校授業無償化が話題ですよね。高校の支出について詳しく見てみましょう。

高校授業無償化

2010年より実施された高校授業無償化及び就学支援金支給制度により高校3年間に通うための授業料の家計への負担が大幅に軽減されました。

出典:http://www.h5.dion.ne.jp

無償化といっても制服代、諸費用、修学旅行費、通学費用などの費用は無償化対象ではないのを忘れてはならない。また大学受験に向けての塾代などの学費も必要となる場合もあるので計画的貯蓄を心掛ける時期である。

出典:http://www.h5.dion.ne.jp

私立高校の就学支援金支給制度について

■就学支援金の支給額
・月額:9,900円(年間118,800円)の支給

出典:http://www.h5.dion.ne.jp

子育てにおいて無償化や支給などは本当にありがたい制度です。子育てしてみると国の制度のありがたさが身にしみてわかるようになりますね。

子育てにおけるお金について(大学生)

大学4年間の学費:国立242万円、私立文系385万円、私立理系518万円

また、自宅通学や下宿かによっても変わってきます。学生生活実態調査(全国大学生活協同組合連合会 2015年2月)によると、下宿生への仕送りの平均は月額7万140円。下宿生となると、更に負担が増えそうです。

これも進学先によって全然出費が違いますね。だからこそ、子供と真剣に進路について話し合うのも大事なことになってきます。子育てにおいて子供の好きな方向へ進ませたいと思うのが親心。後悔しないようにしっかり計画したいですね。

大学入学までに最低300万円は貯めたいところ

300万円は大学入学費、1人暮らしをする場合の敷金礼金、大学の当面の授業料として使用されるには十分の貯蓄。まずは不安になりすぎないように。

出典:http://jet-walk.jp

子どもも大学に入って後にアルバイトして生活費に回すようにすれば、親の子どもの生活に支払うお金はむしろ減っていきます。大学へ入ってしばらくの生活が安泰する為に必要な目安の額が300万円というわけですね。

出典:http://jet-walk.jp

300万円では足りない!そうなんです。足りません。しかし不安になりすぎるのは良くありません。子供がアルバイトしたり、奨学金を受けたり、方法はいくらでもありますから、お金がない!とすぐあきらめないようにしましょう。不安になりすぎないようにするのは子育て全般に言えることですね。

子育てにおけるお金は大事!しっかり計画を立てよう

これから始まる楽しい子育て!

子育てはしっかりお金の計画をして、安心して楽しめたら幸せですね。

いかがでしたか?子育てにかかるお金についてのまとめでした。本当に子育てってお金がかかるんだなって実感したのではないでしょうか。お金は大事です。しかし不安になりすぎず、まずはしっかり計画を立てて、子供をより幸せな人生に導いてあげてくださいね。

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