2017/02/20
SBY731
2015/10/23 更新
5月5日のこどもの日、端午の節句というけれど、どうゆう節句?由来を調べてみたら歴史が古く、意味もたくさんありました!また、こどもの日といえば鯉のぼりや五月人形、柏餅などもありますが、これらの由来も面白い!色々まとめてみましたのでご覧ください♪
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ゴールデンウイーク最終日、こどもの日の由来を検証してみました!
祝日法2条によれば、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことが趣旨である。1948年に制定。ゴールデンウィークを構成する日の一つである。
5月5日は古来から端午の節句として、男子の健やかな成長を願う行事が行われていた。大正時代には「児童愛護デー」として活動を行っていた団体が存在し[要出典]、国会にこどもの日を祝日とする請願が寄せられた際にも、5月5日を希望するものが多かったためである[1]。
古代中国では、
雨季が始まる5月は病気や災厄の月とされ、
お祓いが必要とされていました。
また、月と日が重なるときは、邪気を払うとされ、
5月5日には菖蒲(しょうぶ)や蓮(れん)でお祓いがされていました。
こどもの日の由来、
端午の節句の由来となったのが約2300年前の中国の政治家「屈原」という人です。
この人が当時の中国の王様に国を追われ、入水自殺をしました。
この屈原さんは国民に大変慕われており、死を悼んだ国民が屈原さんのご遺体を魚に食べられないようにと、ちまきや魚を川に投げ入れたのが、端午の節句の由来と言われているそうです。
その、こどもの日の由来となった、屈原さんの命日が5月5日です。
一方、日本では田植えの月である5月に、
「5月忌み」という日本古来の伝統行事が行なわれていました。
田植えは神聖な行事であったため、
若くて清らかな女性がするものとして、
女性たちが体を清めるための儀式です。
こどもの日の由来
その後鎌倉時代になると菖蒲=勝負事という解釈をするようになり、菖蒲湯で体を清めたり、兜や鎧を飾る風習へと変化していったそうです。
この2つの伝統行事が融合され、
田植えの前に女性が菖蒲酒(しょうぶさけ)で体を清め、
邪気を払うという行事が始まりました。
これがこどもの日の始まりです。
なんと、もともとは女性が身を清めるたの日だったんですね。
こどもの日の由来、菖蒲湯の画像
菖蒲湯に入ると、蛇や蜂に食われないと言います!
こどもの日の由来、こいのぼりの由来を検証してみましょう!
こいのぼりの登場は江戸時代になってからだと言われています。
鯉は清流だけでなく、沼や池などで生きていけるほど生命力が強いため、
子どもの健康を願う象徴として使われました。
また、中国に竜門という滝があり、
そこを登った魚は竜になると言われていました。
その滝が登れる元気な魚は鯉を除いて他にはいませんでした。
登竜門の由来となったこの故事に習い、
そこから鯉は出世魚の代表として考えられるようになったのです。
こどもの日の由来、こいのぼりには子供の出世を願うという意味が込められていたんですね!
日本では将軍に男の子が生まれた時、
旗や幟(のぼり)をたててお祝いをする風習がありました。
端午の節句は、
武家社会で生まれた男の子の成長を祝うための、
重要な行事だったのです。
こどもの日の由来、登竜門を突破した元気鯉にあやかって、江戸時代に登場したこいのぼり!
こどもの日の由来、五月人形画像①「兜と鎧」
江戸から昭和戦前にかけて、武者人形が作られたのは、芝居や絵本でなじみ深い、歴史上・伝説上の英雄豪傑たちでした。 また、かつて関東では鍾馗しょうきや金太郎が特に好まれ、関東では大将さんと呼ばれる、自分物を特定しない甲冑姿の武将や、応神さんなど、静的で上品な作風の物が好まれました。
こどもの日の由来、五月人形画像②「大将さん」
こどもの日の由来、五月人形画像③「金太郎」
こどもの日の由来、五月人形はお嫁さんの実家から贈るのが普通なんだそうですが、最近は両家で折半するご家庭も多いそうです!
こどもの日の由来
柏餅とちまき
古代、柏の葉は、
神様へのお供え物を盛る器として使われました。
柏は神聖な木と考えられたのです。
また、柏の木は厳しい冬を乗り越えて、
次の新芽が出るまで葉が落ちないという特性があります。
ここから、子どもが生まれるまで、
親は死なない→跡継ぎが途絶えない
と考えられるようになり、
「子孫繁栄」の意味が込められるようになります。
家系存続が大切な武家にとって、
柏は、大変縁起のいいものだったのです。
こどもの日の由来、端午の節句には柏餅のほかにちまきも振る舞われますが、ちまきは先ほど検証した古代中国の政治家屈原さんの伝承により、食べるようになったといわれています。
朝鮮では、端午(タノ)は旧正月(ソルラル)、秋夕(チュソク)、寒食 (中国語版、韓国語版)(ハンシク)と並ぶ四大名節とされ、田植えと種まきが終わる時期に山の神と地の神を祭り、秋の豊作を祈願する日とされる。李氏朝鮮時代には、男子はシルム、女子はクネ(鞦韆、ブランコ)を楽しみ、厄除けの意味を込めて菖蒲を煮出した汁で洗髪し、女子は菖蒲の茎のかんざしを、男子は腰飾りを身につける習慣があった。端午の伝統料理には、ヨモギやチョウセンヤマボクチを練り込んで車輪の型で押したトック(車輪餅 チャリュンビョン)やユスラウメのファチェ(花菜、冷たい飲み物)がある[4]。
こどもの日の由来、中国や朝鮮でも端午の節句の行事は行われています。
こどもの日の由来、中国での端午の節句で行われる、ドラゴンボートレース。
中国でも屈原さんの命日、5月5日の端午の節句の日は祝日となっています。
こどもの日の由来についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?こどもの日というのは日本固有の呼び方ですが、端午の節句は中国や韓国(朝鮮)でも行われている行事のようです。
いずれも厄除けとして行われており、菖蒲が出てきます。
こどもの日の由来、菖蒲は、漢方薬にも利用されています。
血行促進を促す効果があるそうです。
こどもの日には、ぜひ菖蒲湯につかり、体を清めましょう!
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