記事ID86285のサムネイル画像

国際結婚で失敗しない為に☆婚姻手続きで戸惑わない為の手引き

魅力的な外国人の彼から素敵なプロポーズ!天にも昇る気持ちですよね!でもちょっと待って。国際結婚って結構手続きが面倒くさそうじゃないですか?!いざという時に、そんな心配で国際結婚を躊躇しない為にも、その手続きについて、色々とポイントをお伝えします☆

国際結婚の魅力

愛情表現がとてもストレートな欧米諸国の男性。
国際結婚の大きな魅力の一つは、日本人男性ではなかなか味わえない考えや行動に直にふれあえる事ではないでしょうか。

また国際結婚によって生まれた子供は、2カ国語以上話せるバイリンガルに育てやすいですよね。

大人になってからでは難しい外国語の習得も、国際結婚カップルなら、その環境もばっちりですね!

国際結婚の国内手続き

そんな魅力の多い国際結婚ですが、いざ結婚となればどのような手続きが必要なのでしょう?

まずは日本で行う国際結婚の手続きについて、まとめてみました!

国際結婚の国内手続き①【書類を揃える】

婚姻届

国際結婚だろうが、国内結婚だろうが、まず必要なのは、「婚姻届」です。
市区町村の役場にあります。

ちなみに、結婚の証人として成人2人の署名・捺印が必要な点も変わりません。

戸籍謄本

婚姻届の届け先が本籍地役場でない場合は、日本人について必要な手続きになります。

本籍地の市区町村役場で発行され、郵送でも取り寄せることができます。

婚姻要件具備証明書

配偶者となる外国人に必要な手続きとなります。

結婚相手の外国人婚約者が独身であり、本国(国籍のある国)の法律でも、国際結婚することに問題がないということを証明する文書になります。

日本語の訳文(翻訳者の氏名も記入)を一緒に提出します。
翻訳は本人が行ってもかまいません。

パスポート

外国人婚約者の国籍を証明するために必要です。
その国際結婚の相手が、日本国内にいる場合、その提出を義務づけられています。

国際結婚の国内手続き②【役所に問い合わせる】

上記の必要書類は、一般的に日本での国際結婚に必要な手続き書類になります。

実際には、結婚相手の国によって提出が必要な書類などは異なる為、事前に提出する役場に問い合わせる事が重要でしょう。

とくに、婚姻要件具備証明書の発行されない国(インド、パキスタン、バングラディッシュなど)の場合は、国際結婚に必要な書類や手続きが完了するまでの期間などを確認しておく事は必須だと思います。

国際結婚の国内手続き③【在日大使館に問い合わせる】

国際結婚の相手国の在日大使館・領事館にも問い合わせをしましょう。
手続きに必要書類を発行する手順、発行料金、受付時間などの確認が必要です。
  
とくに、婚姻要件具備証明証(またはそれに代わる文書)の発行方法は国毎に異なる為、事前に確認する事をオススメします。

国際結婚の国内手続き④【役所へ書類を提出】

婚姻届とその他の必要書類を揃えたら、市区町村役場の戸籍課窓口に提出して下さい。
書類上の不備などが無ければ、婚姻届は受理され、晴れて国際結婚が成立です!

おめでとうございます!

ただし、国際結婚する為の法的要件を満たしていないと判断されると、書類をいったん預かり、上級機関の法務局へ「受理照会」へ出されて法務省の判断を待つことになります。

この「受理伺い」の手続きになってしまうと、正式に受理されるまで1~3ヶ月の時間がかかります。気をつけて下さい。

国際結婚の国内手続き⑤【「婚姻届受理証明書」を発行してもらう】

手続きも無事終わり、日本の市区町村役場で婚姻届が受理されると、日本国側で正式に国際結婚が成立します。

国際結婚が成立すれば、戸籍課窓口で「婚姻受理証明書」を発行してもらえます。

この「婚姻受理証明書」は、「確かに日本の役所で婚姻の手続きが行った」ということを証明する文書です。

この文書を持って、相手国の在日大使館・領事館でも国際結婚の手続きを行いましょう。

国際結婚の国内手続き⑥【在日大使館へ届け出る】

最後は、相手国の在日大使館・領事館にて、日本で2人が正式に結婚したという手続きをするだけです。

届出に必要な書類は各国で異なりますので、前もって確認しておきましょう。
在日大使館・領事館で婚姻の届出が受理されますと、相手国側でも婚姻手続きが完了した事になります。
   
ここでもやはり「婚姻受理証明書」を発行してもらいます。
これにより、「日本人の配偶者等」という在留資格(配偶者ビザ)への変更申請の手続きが行えるようになります。

国際結婚の海外手続き

国際結婚は、日本だけでなく、相手国でも結婚の手続きが必要です。
その為に必要な手続きは、国によって異なります。

ここでは例として、4カ国の国際結婚の際の手続きの概要をご紹介します。
詳細は、各国の領事館・大使館で確認して下さい。

国際結婚の国内手続き①【アメリカ】

アメリカには日本のような戸籍はありません。

その為、アメリカでの婚姻手続きには、先ず結婚許可(ライセンス)を取得します。
次に結婚式を行い、そして報告すると結婚できます。

ただし、細かい規定は州により異なる為、相手の方の州へ確認をして下さい。

国際結婚の国内手続き②【イギリス】

イギリスでの婚姻手続きには、結婚式とライセンスの取得が必要です。

またイギリス法による婚姻が成立する前に日本大使館へ婚姻届を提出しても受理されません。
日本での手続きを先に行う場合は、日本の市町村窓口への直接提出となります。

国際結婚の国内手続き③【中国】

日本で結婚した場合でも、中国大使館では婚姻の登記を受付していません。
この為、中国人と国際結婚する為には、中国現地にも行き、結婚手続きをする必要があります。

また現地に住むためには定住査証の取得が必要です。

国際結婚の国内手続き④【イラン】

日本で結婚した場合、在日イラン大使館での婚姻手続きを行ってくれます。
ただし、夫婦が日本に在住していることが条件となります。

イランでの婚姻手続きは審査期間がとても長く、通常4カ月から1年位かかると言われています。
この為、イランの方と国際結婚する場合は、日本で婚姻手続きをしてから行う方が簡単です。

国際結婚手続きのポイント

国際結婚に必要な手続きも大分、分かってきましたね!

最後に、国際結婚の手続きでポイントなる点をいくつかご紹介したいと思います!

国際結婚手続きのポイント①【婚姻要件具備証明書】

国内の国際結婚手続きでは必須となる「婚姻要件具備証明書」です。

これは、婚約者の外国人が、その自分の国の定める法律で婚姻資格を満たしていることを証明するものになります。

しかしこれを発行していない国も、実は意外と多くあります。
そうした場合、それに変わる宣誓書、申述書、婚姻証明書、公証人証書などの文書の作成が必要です。

婚姻届の提出先となる市区町村役場や相手国の領事館・大使館で詳細を確認して下さい。

国際結婚手続きのポイント②【苗字】

意外と悩ましいのが、苗字でしょう。
苗字を日本戸籍上のままにするケースと外国籍パートナーの苗字に変更するケースで、手続きが異なります。

国際結婚カップルの多くは、日本の苗字を変えない、いわゆる夫婦別姓が認められています。

苗字を変えたい場合は基本的に、結婚後6ケ月以内に在外日本大使館または領事館で変更手続きを行って下さい。

国際結婚手続きのポイント③【外交婚】

通常は日本国内で最初に婚姻手続きをして、その後、相手国の領事館・大使館で届け出をします。

しかし、最初に相手の国の在日大使館、または領事館で届出をして、その後日本の市区町村役場に届け出をする事も可能です。

こうした婚姻手続きを「外交婚」と呼びます。
外交婚が可能かどうかは、事前に相手国の在日公館に確認して下さい。

国際結婚手続きのポイント④【住居】

国際結婚の場合、結婚したからと言って、相手の外国人が自動的に日本に住めるわけではありません。

日本に住み続ける為には、在留資格(配偶者ビザ)の申請をする必要があります。
さらに住所地の市町村役場にて、外国人登録を行います。

また、外国人登録証は常に携帯することを義務付けられています。

これらは相手国に住む場合も、大抵同様で、あなたに在留資格が必要になります。

国際結婚手続きのポイント⑤【国籍】

国際結婚をしても、通常はそのまま日本国籍です。
相手の外国人パートナーの方も自分の国籍を失ったり、日本国籍を取得することはありません。

ただし、配偶者の国の国籍法によっては「その国の男性と結婚すると、妻が自動的に夫の国籍を取得する」と言う国があります。
この場合、あなたは自動的に二重国籍となってしまいます。
日本では二重国籍を認めていないので、国籍選択届などの手続きが必要になります。

国際結婚の場合、子供の国籍も少し複雑です。
日本では父親または母親がどちらかが日本人であれば、その子供は日本国籍を取得する権利が生じます。

また世界では大きく分けて、「生地主義」と「血統主義」の国籍法が採用されています。
さらに血統主義には、「父母両系主義を採用する国」と、「父系優先血統主義」を採用する国とがあります。

子供の将来の為にも、相手国の国籍法は必ず確認しておきましょう。

幸せは国境を越えて☆国際結婚で幸せをつかもう!

国際結婚でも国内結婚でも、まずは自分の幸せが大切です。

あなたが好きになった人が外国人であれば、それはそれで素晴らしい事。
しっかりとした婚姻手続きをして、幸せな家庭を築いていって下さい!

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ