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    オリジナル手作り絵本をつくろう!手作り絵本を作り方を紹介します

    誕生日プレゼントに、夏休みの自由研究に、クリスマスプレゼントに・・・。おうちにあるもので簡単に作ることができる手作り絵本。形に残るものなので、きっと宝物になるでしょう。ここでは、手作り絵本の作り方を紹介します。手作り絵本作成の参考にしてください☆

    道具・材料

    手作り絵本の材料と道具

    手作り絵本を作る際に必要な材料と道具です。手作り絵本はお家にあるもので出来るので気軽に作ることができますよ!学校の自由研究にも向いているので、お子さんと一緒に作ってみても良いかもしれませんね。

    ・カッター
    ・定規
    ・バインダークリップか目玉クリップ
    ・書けないボールペン(折り筋をつけるために使います)
    ・のり
    ・本文用の画用紙(片面に絵を描きます)数枚
    ・見返し2枚(本文用の画用紙と同じサイズ)←なくても大丈夫です
    ・表紙(カラーケントやレザックなどの厚紙)

    バインダークリップ

    目玉クリップ

    ストーリー&絵本構成

    ストーリーと絵本構成について

    せっかく手作りするならクオリティの高いものにしたいですよね。そのためには、ストーリーをあらかじめ考え、絵本の構成を練っておくことが大切です。

    自作ストーリーの基本は起承転結!

    起承転結って?

    ストーリーを作るのは大変そう・・・いいえ、難しく考えなくても大丈夫です。手作り絵本のストーリーを簡単に考えられる方法を紹介します。

    A4のコピー用紙を4つに折って、図のように配分します。

    出典:http://www.picture-book.org

    上図を参考にしてください。

    「起」は、話の発端です。物語の舞台や登場人物の紹介など、必要な情報を盛り込んで話を起こします。
    「承」で、その状況を進めます。
    「転」で、状況がひっくり返ります。主人公の気持ちが変化します。
    「結」で、話がまとまります。

    出典:http://www.picture-book.org

    実際に書いてみるとイメージが具体的に浮かび上がってきます。メモ書きで十分です。

    シーン割り

    絵本の見開き左右の2ページを1シーンとして、シーンで話の構成を考えます。

    出典:http://www.picture-book.org

    起承転結表とシーン割り表は、ほぼスライドしています。
    「転」の後半、このシーン割だと第8シーンあたりがクライマックスです。「起・承」の各シーンは、この第8シーンをより効果的に見せるための布石です。
    また、ハッピーエンドをよりハッピーに見せるには、第5シーンあたりを「どん底」にするのが常套です。

    出典:http://www.picture-book.org

    シーン割の配分はいつも一定ではなく、長い話の場合、「承」の部分のシーン数が多くなります。

    出典:http://www.picture-book.org

    シーン割り表を作りましょう

    各コマの中に、ラフな絵やキーワードを書き込んでいます。

    出典:http://www.picture-book.org

    1枚の紙に話の流れを書き込んで、全体を一目で見渡せるようにすることが大事です。

    出典:http://www.picture-book.org

    シーン割り表は、一つの話がまとまるまでに何枚も書き直します。消しゴムで消して直すのではなく、変化が残るように何枚も書き直すと良いです。

    出典:http://www.picture-book.org

    絵本原稿の作り方

    どんな方法で原稿をつくるか

    手作り絵本にもいろいろな種類があります。どの方法で原稿をつくるのか、ここを参考に決めてください。

    手書きだけで手作り絵本をつくる

    手書きの手作り絵本

    手作り感がありますね。印刷されたものにはない魅力があります。

    作者の文字がそのまま書かれているので、一生の宝物になりそうです。

    文字だけ印刷

    文字だけ印刷された手作り絵本

    先に文字だけ印刷して、余白の方に絵を描く方法もあります。

    文字も絵も印刷

    文字も絵も印刷された絵本

    出版本のように本格的な手作り絵本です。絵をスキャナで取り込み、WordやExcelなどを使って作成します。スキャナがない場合は、絵を写真で撮って画像データとして取り込み、WordやExcelなどで作成することもできます。

    手作りとは思えないほど本格的ですね!

    いよいよ製本!

    本文の用紙を折って揃えます

    絵が描かれている面を内側にして半分に折ってください。ページの順番を間違えないように気を付けてくださいね!最初と最後に半分に折った見返しの用紙も合わせます。

    小口を貼っていきます

    折り山側をクリップでとめます。きちんと揃えてくださいね!
    そして貼る場所を確認して、糊付けしていきます。
    折り山側も同様に糊付けしていきます。

    表紙をつける準備をします。

    表紙用紙を図の大きさに切り、裏面に、書けないボールペンで折り目の筋を付けます。折り目は、背の両側と、うら表紙側の背から5㎜の位置の3本です。
    折り目に定規を当てて折るときれいに折れます。

    出典:http://www.picture-book.org

    おもて表紙を糊付けします

    見返しの外回り1㎝くらいの幅に糊を塗ります。再び表紙を伏せて押さえます。

    出典:http://www.picture-book.org

    うら表紙を糊付けします

    今度は、見返しではなく、うら表紙に糊を塗ります。うら表紙の折り山を盛り上げるようにして、折り目の際までしっかり糊を付けます。背と折り目の間の5㎜は糊を付けません。
    背を包むようにして、うら表紙を乗せて貼り合わせます。

    出典:http://www.picture-book.org

    最後に重石をのせます

    一晩重石をのせておくとピタッとして、しっかりとした絵本ができあがります。重石は、辞書などの本でも代用できます。これで、手作り絵本の完成です!

    他にもいろいろ手作り絵本

    手作り布絵本

    手作り絵本には、紙で作るものだけでなく、フェルトを使って作る絵本もあります。やわらかい素材なので赤ちゃんにピッタリです。

    しかけ付の手作り布絵本

    こちらもフェルトで作られた手作り布絵本ですが、簡単なしかけがついている絵本です。ボタンを外してドアを開けると動物が顔を出す仕組み。赤ちゃんの手指の発達を促すことができますね。

    しかけ付の手作り布絵本

    またまたこちらもフェルトで作られた手作り布絵本。かえるさんのお口に食べ物を入れていくものです。食べ物の裏にマジックテープを貼っています。手作り布絵本でおままごとができますね。

    とびだす手作り絵本

    ページを開くと、絵が飛び出してくる手作り絵本。難しそうに見えますが、実は簡単に作ることができるのでおすすめです。

    いかがでしたか?

    手作り絵本は、ちょっと手間がかかる分、愛情をたっぷり込めることができるので、一生の宝物になると思います。
    お子さんや恋人へのプレゼント、夏休みの自由研究などに作ってみてはいかがでしょうか?

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