記事ID31065のサムネイル画像

七五三の時期、お祝いのお返し内祝いが気になる、何を贈ればいいの?

11月15日は七五三です。子供が無事に大きくなったことを感謝し、この先も健康で暮らせますようにと神社やお寺にお参りする七五三は日本の伝統的な祝い事です。子供のお祝いなのであまり内祝いなどにお金をかけなくてもいいいです。内祝いは相手に謝意が伝われば良いでしょう。

七五三 内祝い 七五三にはどんないわれがあるの?

家族みんなで祝います おじいちゃんとおばあちゃんへの内祝いも忘れないでね

子供の成長を願うのは親なら当然のことですよね。生まれてから、3歳・5歳・7歳の年齢で行われるこの祝い事は、子供の両親や周りの人たちにとって、節目となる大切な祝い事でしょう。

先ず、七五三のいわれについて、見てゆきましょう。
自宅に、七五三で晴れ着姿で千歳飴をぶら下げた写真が残っている人が多いと思います。ところが、自分の子供が七五三のお祝いをすると言うとき、七五三の行事ってなんだろう?と疑問に思われることと思います。何しろずいぶん小さい時に祝ってもらった行事なので、自分の記憶は定かではありません。そんな方に、七五三の歴史や由来を知っていただきたいと思います。

三歳の男の子と女の子、五歳の男の子、七歳の女の子が11月15日にお宮参りをする日本の伝統的行事の一つが七五三です。この行事は何時頃から、どのような経緯で現在のような形になったのかについてご紹介します。

七五三の歴史は室町時代までさかのぼります。当時は幼児の死亡率が現在とは比較にならないほど高く、生まれて3~4年経って初めて、今の戸籍に当たる人別帳や氏子台帳に登録されました。このような儀式は宮中や公家の間で行われていましたが、江戸時代になって呉服屋の宣伝によって一般庶民にも広がったようです。七五三は、生まれて脂肪率の高い幼児期を無事に乗り切った事を祝うとともに、節目として子供が生まれた土地の神様に感謝と向後の加護を祈る行事として江戸時代に定着しました。

千歳飴を持ってお祝いを!

七五三は、子供を中心として両親や祖父母などともにお祝いをする行事です。知り合いや会社の方からお祝いをいただくことも多いかと思います。そういう場合のお返しには、内祝いという表書きの熨斗をつかいます。内祝いには何を贈ればいいかなど迷ってしまいます。早めに準備しておきたいですね。

七五三は何故11月15日に行われるようになったのでしょうか。それには二つの説があります。

先ず一つ目は、この日が二十八宿の鬼宿日(きしゅくにち)にあたり、婚礼以外は何事の祝い事にも吉とされていたからだとする説です。旧暦の11月は、秋の実りを神に感謝する月でもありましたので、その月の満月にあたる15日に、氏神に収穫の感謝と一緒に子供の成長も感謝したのだと言われています。

もう一つの由来は、江戸時代「お犬様」で有名な五代将軍綱吉の息子の、徳松君をお祝いした日に当たるからだと言う説です。

七五三のお祝いのお返し、内祝いの相場は?内祝いは品物でお返しするのか?

七五三のお祝いのお返しは、子供のお祝いだからしなくてもいいと言うのが定説ですが、身近な人からのお祝いでなければ、お返しをしないと失礼に当たるので、この頃はお返しをする人が増えています。相場は、頂いたお祝いの半分返し或いは三分の一程度を目安に考えましょう。

七五三の年齢は何故三歳 五歳 七歳なの? 何歳の時も内祝いは必要?

七五三は何故 三歳 五歳 七歳なの 数え、それとも満年齢?

七五三は、男の子は三歳と五歳、女の子は三歳と七歳に行われます。それについては以下のような意味があります。

【髪置きの義】三歳=男女とも
古来より、乳児の間は病気を予防するために髪をそっておく風習がありました。三歳になった時髪を伸ばし始め、そのために行われた儀式が、かみおきです。

【袴着の義】五歳=男の子の衣装である袴を着る
数えで五歳に行われる、男児が始めて袴を着ける儀式で、幼児から少年への節目となります。

帯解きの義】七歳=女の子
女児が三つ身の着物とつけ帯から、四つ身の着物と普通の帯へ変える儀式で、これが幼女から少女への節目となります。数えで七歳ごろに行われます。

七五三をやる年齢についてですが、現在は、女の子は満三歳と満七歳で、男の子は満三歳と満五歳、というように満年齢でお祝いをするのが一般的になっています。昔は数え年で祝いをしていました。歳の近い兄弟姉妹がいる場合、上の子の満年齢に合わせて下の子は数え年で、一生に七五三を祝うという方法もあります。

因みに、2015年の七五三に当たるのは以下のようになります。

七歳 平成21年(2009年)生まれ 平成20年(2008年)生まれ

五歳 平成23年(2011年)生まれ 平成22年(2010年)生まれ

三歳 平成25年(2013年)生まれ 平成24年(2012年)生まれ

因みに、右側が満年齢です。

七五三のお返し 内祝い好適品は? 内祝いの相場は?

七五三の必需品 千歳あめ 内祝いとしても使えます

神社でお参りした子供たちが、千歳飴の袋を持っている姿はとてもかわいらしいですよね。七五三には千歳飴がかかせません。でも、間近に控えた我が子の七五三に当たって、千歳飴の準備はどうしたらいいのか?や、そもそも千歳飴にはどのようないわれがあるのか知らない方も多いのではないでしょうか。また、千歳飴って長い棒状になっているのでその食べ方も気になります。
そんな疑問について調べてみました。

千歳飴は、江戸時代の浅草寺が発祥の地だと言われています。紅白に染めた棒状の飴を浅草寺で、「千年」という名前で売り出したところ大層評判になったそうです。この飴が有名になって、子供の健康と幸せを願う親たちが、長寿を願う飴を七五三を祝う子供たちに持たせるようになったのが始まりです。「千年」という言葉は、「長い」「長生き」「めでたい」等の良い言葉として認められていました。
七五三祝いの袋には「千歳飴」と書かれています。これは「千年飴」に由来するとされています。

七五三内祝い(お返し)の金額の相場

両親や親戚からお祝いをいただいた場合、宴席をもうけて招待することがお返しになります。

その場合内祝は不要とされていますが、実際にはいただいた額の半額程度の品物を返すのが一般的です。

その際はお礼状と子供の写真を付けましょう。

両親が遠方の場合や、とくに宴席をもうけない場合にも内祝の品を送ります。

また、ご両親からお祝いの食事に招待される場合もあるでしょう。その場合も子供の成長の記念に感謝の気持ちを込めた贈り物をされる事をお薦めいたします。

ご両親には子供の晴れ着の写真と記念のフォトフレームなどがとても喜ばれています。





表書き・・・『七五三内祝』  

のし紙・・・紅白蝶結びののし紙をかける   

      発送する場合、差出人は親の名

      のしは子供の名前(姓は入れない)

      お礼状やカード、子供の写真を添えて贈る

出典:http://bloom-bloom.jp

親戚や知人から頂いた七五三のお祝いには必ずお返し(内祝い)をしましょう。お祝いしてくださった気持ちへのお礼なので、こちらの真心が伝わるものがいいでしょう。あまり高価な内祝いを贈ると、かえって先方が気を悪くされるかもしれません。そこは注意して品物を選びたいものです。
お祝いはほとんどの場合現金だと思います。内祝いは、心に残る品物でお返しすることをおすすめします。それが、子供たちの成長を見守る、いい思い出話のネタにもなると思います。

内祝い好適品 ミッフィーのバウムクーヘン

可愛らしいバウムクーヘンです。七五三のお祝いを頂いた方に内祝いとして贈るには最適な品物だと思います。きっと先様も喜んでくださることでしょう。

ご近所さんなら 千歳あめです。
昔は、子どもの成長を祈る縁起物として、親戚や近所に配る風習がありました。現在も、気軽なお返しとして人気。昔ながらの物に加え、風呂敷に包まれた物や、ミルキー製も人気です。

誰にも安心して贈れるものです。
自分では節約しがちなアイテムなので、ブランド物を贈ると喜ばれます。ロイヤルコペンハーゲン、ニナリッチ、カシウェア、ローラアシュレイ、ラデュレ、セリーヌなどが代表的です。

同年代の友人や親せきにはこれです。
フルーツよりもお手頃価格で、相手も手軽に食べられます。千疋屋や新宿高野などが有名。
色々な味が入った詰め合わせや、夕張メロンやトマトなど産地直送の物も喜ばれます。

相手の好みが分からない場合には石鹸を贈りましょう。
花王やクラシエ、ミラ・ショーン、ユニリーバ、資生堂、クロバーなどが定番。小さいお子様がいる家庭なら、ミッキー&ミニーやくまのプーさんなどのキャラクターものも良いでしょう。

お手頃価格のスイーツです。
ふわふわ柔らかなタイプや、しっかりとした本場ドイツ風などバラエティ豊か。パティスリーキハチや石屋製菓、ブールミッシュ、カールユーハイムなどが王道。名入れができる物も。

出典:http://kakaku.com

七五三のお祝いへのお返し(内祝い)は、品物でしかも消耗品が良いでしょう。先方の好みが分からなかったり、家族構成を知らないときは、タオルや石鹸などの日常使う品物を贈ると喜ばれます。内祝いのランキングを見ると、スイーツなどのお菓子がトップです。スイーツはバラエティーに富んだ商品がたくさん出回っています。ラッピングも可愛いものを選べば、七五三の内祝いにふさわしいものとなるでしょう。

七五三の内祝い、内祝いをするときは、御礼の手紙を添えましょう。内祝いがより一層喜ばれます

内祝い 紅白のかまぼこ

内祝いと書かれた紅白の蒲鉾は、目出度い日には最適な品物です。田舎の方へ行くと、内祝いの品物の他にお赤飯を炊いて配る風習があります。お赤飯と蒲鉾、絶妙な組み合わせです。

七五三の内祝いにお礼状を添えましょう。そのほうが真心が伝わると思います。その場合、はがきではなく封書にします。礼状の文章が浮かばないと言って、文例集を丸写しにするのはやめましょう。家族の近況や子供たちのことなど、自分の言葉で書きます。そのほうが、内祝いを贈る気持ちが籠ります。

なにを書けばいいのかというと
頂いた品物のお礼。
七五三当日の様子。
相手の健康を気遣う。これらのことを書けば立派な礼状になります。

七五三 内祝い 水引は花結び(紅金)

目出度いお祝いには、花結びの水引をかけます。内祝いは、出産や入学のお祝いにたいしてのお返しでも内祝いと使うので、七五三内祝いとしたほうがよりわかりやすいと思います。

内祝いへの添え状(お礼状)
文例

お父さん、お母さんへ(義父母)

このたびは、○○○(子どもの名前)に

素敵なお祝いのお品をいただき、誠にありがとうございました。

大きな病気もせず、元気にすくすく育ってこられたのは、

お父さん、お母さんのお優しいお心遣いがあったからだと感謝しています。

昨日、神社で七五三のお参りをしてきました。きれいな晴れ着を着て、

○○○(子どもの名前)は終始ご機嫌でした。

その時のにこにこ顔の写真を同封します。

これから、寒さが厳しくなりますが、どうぞご自愛ください。

七五三 内祝い のまとめ

七五三名入れどら焼き 内祝い好適品

お子様の名前を入れたどら焼きは、内祝いにピッタリの商品です。包みを開けたときのおじいちゃんとおばあちゃんの顔を想像すると自然に笑顔になれます。甘くておいしいどら焼きは誰もが好きな日本のお菓子です。

七五三と内祝いについていろいろ見てきました。七五三は子供が中心のお祝いごとであること、
子供のお祝いについては一般的に内祝いやお礼は不要だと言うことなどが分かりました。しかし、最近ではお返し、内祝いをすることもあります。祖父母へのお返しは、七五三を祝う会として、祝いの宴席をもうけてもいいと思います。祖父母が遠方に住んでいる時は、内祝いのお菓子などに七五三の写真とお礼状を添えて贈るようにしましょう。表紙には紅白の蝶結びの水引きで、上段を「内祝い」とし、下段には子供の名前を書きます。

色々マナーはありますが、七五三はそれほど古い行事ではないので、時代と共に変化してゆくのは当然の事と思います。両親や家族で、子供の幸せと健康を願うお祝いをするのが七五三です。祝う気持ちを一つにして、子供の成長を祈りましょう。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ