周りとギャップ感じてませんか？アスペルガー症候群のセルフチェック

最近よく耳にするアスペルガー症候群ですが、どのような症状があるのかご存知でしょうか？

アスペルガー症候群かどうかのセルフチェックをする前に、まずはアスペルガー症候群について知っておきましょう。

アスペルガー症候群とは、自閉症スペクトラム（ASD）の一種です。

一般的に興味やコミュニケーションにおいて特異性が認められます。

ある分野に対して強いこだわりを持つ点などは、典型的な自閉症と同じですが、アスペルガー症候群の場合は、典型的な自閉症に見られる知的障害などはありません。

アスペルガー症候群は放っておくと、うつ病や強迫性障害といった二次障害になることがある可能性があると言われています。

アスペルガー症候群に対する、医学的な治療法は今のところありません。

しかし、学校や職場などに適応出来るようにするサポート学習やトレーニングなどがあります。

個々の特性に合わせたトレーニングや療育をする事で、アスペルガー症候群の方が苦手とするコミュニケーションがスムーズに取れるようになったり、日々の生活が過ごしやすくなったりします。

アスペルガー症候群の特徴をチェックして、自分がアスペルガー症候群かどうかセルフチェックしてみましょう。

アスペルガー症候群の方の特徴の一つに、何かに対するこだわりが強いという特徴があります。

どのような特徴なのか、詳しく見ていきましょう。

セルフチェック　①同じ場所

アスペルガー症候群の方は、物がいつも同じ場所になければ気が済まないという特徴があります。

物を置く場所が細かく決まっており、いつもの場所にその物がないと混乱してしまいます。

セルフチェック　②強い興味

アスペルガー症候群の方は、興味を持ったものに対してとても強いこだわりを示します。

特定の物事にだけ興味を強く持ち、他のものに興味が湧きません。

セルフチェック　③スケジュール

アスペルガー症候群の方は、スケジュールを崩されることに極度の抵抗があります。

予定通りに物事を進めることに、こだわります。

アスペルガー症候群の方には、コミュニケーションに関する特徴も多く見られます。

早速、詳しく見ていきましょう。

セルフチェック　④流れを読めない

アスペルガー症候群の方は、会話の流れを無視して自分の思ったことを喋ってしまうという特徴があります。

周囲から空気を読めない人と思われてしまうこともあります。

セルフチェック　⑤一方的に話す

アスペルガー症候群の方は、人の反応を全く気にせず自分の興味のあることを話し続けてしまうことがあります。

相手が退屈していても気付かずに、一方的に話します。

セルフチェック　⑥感覚が過敏

アスペルガー症候群の方は、大きな音や喧騒が苦手という特徴があります。

喧騒が苦手なので、人混みへ行くのが辛い場合もあります。

アスペルガー症候群の方に見られる特徴のセルフチェック結果はどうでしたか？

全てに当てはまった方はアスペルガー症候群の可能性が高いので、一度専門医を受診することをおすすめします。

ベートーヴェン

交響曲第9番や月光など、歴史に残る曲を数々残したドイツの音楽家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。

一方で、かなりの変わり者だったことで知られていて、アスペルガー症候群だったのではと言われています。

織田信長

戦国大名として有名な織田信長。

幼少時から奇妙な行動が多く、周囲からは「尾張の大うつけ（まぬけ）」と言われていたそうです。

そのようなエピソードから、アスペルガー症候群だった可能性があります。

アインシュタイン

相対性理論で有名なドイツの理論物理学者アルベルト・アインシュタインも、アスペルガー症候群だったのでは、と言われています。

字の読み書きが苦手なディスレクシアという学習障害を持ち、人付き合いが苦手だったそうです。

人とのコミュニケーションに極度の不安を感じている方は沢山いると思います。

もしかしたら対人関係が上手くいかない原因の一つは、アスペルガー症候群だからかも知れません。

しかし、セルフチェックでアスペルガーだと診断されたからといって落胆してはいけません。

大切なのは自分の長所と短所を見極め、上手に自分と向き合うことです。