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    【東京グール】謎に包まれたトーカと絢都の父、アラタについて!

    石田スイの大ヒット漫画「東京グール」。個性的なキャラクターが多いことが東京グールの魅力の一つですが、その中でも今回はヒロイン・トーカとその弟・アヤトの父であるアラタにスポットを当てます。謎に包まれたアラタ、いったいどのような人物なんでしょう。

    アラタの出てくる東京グールについて紹介

    アラタのことを考察していく前に、まずは彼が出てくる作品「東京グール」について紹介していきます。
    作者の石田スイ先生のデビュー作にして大ヒットとなってる本作、いったいどのような作品なんでしょうか。

    東京グール

    デビューの一作目から大ヒットとなっています。

    東京グールは、石田スイ原作による漫画作品です。
    2011年から週刊ヤングジャンプで連載されており、現在は二部にあたる「 東京喰種トーキョーグール:re」が連載中。

    東京グールの主人公・カネキ

    人気漫画である東京グールはどのような物語なのでしょう。

    人と同じ外見をしながら、人を喰らうことでしか生きることのできない怪物「喰種(グール)」
    食物連鎖の頂点に立つ彼らを中心に、東京を舞台に物語は紡がれていきます。

    アニメ版のイラスト

    アニメ化もされた人気作です。

    大ヒットとなった本作は2014年にTVアニメ化され、さらに2015年には実写舞台化されています。
    2017年夏には俳優の窪田正孝主演で、実写映画が公開予定となっています。
    様々なメディア展開がされており、注目度の高さが窺えます。

    東京グールあらすじ

    人間に紛れ込み生活をする、人間を喰らう怪物「喰種(グール)」
    近年東京ではグールによる犯罪が増加しており、喰種対策法やグールを駆逐する喰種対策局なども登場しています。
    本作はある日、グールに襲われたことがきっかけで半グールとなってしまった少年・カネキを中心に物語が展開されていきます。

    半グールとなったカネキ

    序盤は人間からグールになった彼の葛藤を中心に描かれています。

    元人間のカネキを中心に、グールや彼らを駆逐する喰種対策局の人間の関係性が複雑に絡み合い、目が離せない展開が続きます。
    ダークファンタジーの名にふさわしく、かなり世界観は重いです。
    グロ要素も強めなため、苦手な方は注意してください。

    喰種の特性

    人間の姿をしながら、人間を喰らうことでしか生きる術を持たないグール。
    物語の中心となるこのグールですが、様々な特性があります。
    アラタについて語るうえで、いくつか知っておいた方が良いこともあるので、ここで紹介しておきます。

    東京グールに登場するグール

    グールと呼ばれる者たちの特性とは。

    グールは人間の食べ物は、嘔吐物や排泄物のような味と触感に感じてしまいます。
    それだけでなく、摂取を続けると体調にまで異常をきたします。
    グールが人間と同じように食べられるものは、水とコーヒーだけです。

    身体能力にも優れており、人の4~7倍の筋力があると言われています。
    また傷などの治癒も早く、通常の武器では傷をつけることすら困難です。

    カネキの秀逸な食レポ

    半グールとなったカネキの味覚も変わってしまいます。

    東京グールに登場するグールの外見は人間と変わりませんが、グールは食事をはじめとした特殊能力を使うとき、赫眼(かくがん)と呼ばれる赤い瞳になります。
    グールの身体的特徴の一つとして知られており、これを確認されたグールは駆逐対象とされてしまいます。

    グールの赫眼(かくがん)

    捕食などの際に現れます。

    人間を喰らう凶悪な化け物として扱われているグールですが、中には人を狩れないほど温厚で、人並みの幸せを享受したいと願う者達も大勢います。
    しかし人間社会はそれを許さず、どんなに温厚な人物でもグールであるとわかった瞬間に駆逐対象となるのです。
    トーカたちの父であるアラタも、その一人でした。

    カネキと似ている?東京グールに登場するアラタ

    東京グールのヒロイン・トーカと、その弟であるアヤトの姉弟。
    アラタはその二人の父親です。

    アラタは非常に温厚であり、人間と共存する生き方を探していたと語られています。

    霧嶋新ことアラタ

    トーカとアヤトの父であるアラタとはどのような人物なのでしょう。

    アラタもまた、人間を狩ることのできないグールの一人でした。
    自殺者の死体などを拾い食事をしていた為、捜査官からは「骸拾い」と呼ばれていたようです。
    しかしその一方で、大量の共食いと呼ばれる行為をしていたことも語られています。

    霧嶋親子

    慎ましくも幸せに生きていた彼らでしたが…。

    トーカとアヤトと共にひっそりと暮らしていましたが、ある日死体を拾っている最中に喰種捜査官に見つかり捕獲されてしまいます。
    その際に見せた姿はかなり異様なものであり、読者の間で様々な憶測が叫ばれています。

    息子であるアヤト

    アラタにも彼に似ているカネキにも、複雑な思いを抱いているようです。

    ちなみに彼の息子であるアヤトは、カネキとアラタのことを似ていると口にしたことがあります。
    外見なのか中身なのか…自分たちを置いて消えたアラタに対するアヤトの思いは複雑なようです。

    東京グールのアラタは赫者(かくじゃ)

    人と共存する道を探し、人を狩ることをせず自殺者の肉などで食いつないでいたというアラタ。
    しかし裏では、同じグールを喰らう「共食い」を繰り返していたと語られています。

    赫者(かくじゃ)

    赫者(かくじゃ)とは一体なんなのでしょうか。

    共食いを繰り返したアラタは、共食いのグールに現れることのある「赫者(かくじゃ)」を持つ変態種のグールとなってしまいます。
    これは喰種がもつ赫子とは別の赫子が、鎧のように身体に纏わりついている状態です。
    アラタだけではなく主人公であるカネキも、この赫者(かくじゃ)です。

    赫者(かくじゃ)状態となったアラタ

    優しかった父・アラタは何を思って共食いをしたのでしょうか。

    優しく温厚であったと語られているアラタが、なぜ共食いをしていたのか。
    それはわが子であるトーカとアヤトを守ろうとしたが故ではないかと言われていますが、真実は明らかになってはいません。

    東京グールのアラタから作られたであろうクインケ

    東京グールの作品内には、捕獲されたアラタから作られたであろうクインケがかなり多く登場します。
    アラタの赫包から造り出されたクインケは、どのようなものなのでしょうか。

    アラタβ 0.8

    アラタβ 0.8

    アラタから造られた鎧型クインケです。

    鈴屋什造のパートナーであった篠原幸紀が用いていました。
    アラタは彼が捕獲しているので、なんとも読者としては複雑な気分です。

    アラタ・弐(puroto)

    アラタ弐proto

    [アラタ]の量産モデルとして開発されたものです。

    東京グール初期より度々出ている喰種捜査官、亜門綱太郎がムカデことカネキと戦う際に用いています。
    肉体的な負担が大きく、常に体を鍛えている亜門ですらボロボロになりながら戦っていました。

    アラタ(JOKER)

    アラタ(JOKER)

    現在出ている最も新しい改良型。

    鈴屋什造が所有するアラタ(JOKER)
    アラタ弐protoなどと同じく肉体的負担は大きいですが、什造は痛覚に対して鈍感なため使用できているようです。

    東京グールのアラタは生存している?

    トーカや弟のアラタの口ぶりから、死んだものと思われているアラタ。
    ですが彼には実は生存説があります。

    前項にて説明をしましたが、アラタからは3つものクインケが作られています。
    基本的に一人のグールから作られるクインケは一つのため、この3つというのはかなり作中でも異常です。

    アラタの生存説

    捕獲はされていますが…。

    また直接殺された描写がなく、あくまで「捕獲された」と語られているところも意味深です。

    アラタベースのクインケが3つも登場していることからも、生存している可能性は非常に高いと言えるでしょう。

    まだまだ謎が多い、東京グールのアラタ

    いかがだったでしょうか。
    東京グールのヒロインであるトーカ、その弟であり物語の中心的人物になりつつあるアヤトの父親であるアラタ。
    良い父親であったことは間違いないようですが、実はかなり謎が多い人物でもあったことがわかりましたね。

    親子三人

    トーカとアヤトの父親であるアラタ。

    大人気漫画東京グール。
    今回はその東京グールのヒロイントーカとその弟絢都の父、アラタについてご紹介しました!
    まだまだ謎に包まれたアラタ、これから東京グール作中にて、アラタの秘密が明かされるのが楽しみですね!

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