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2017/05/07
Topicks公式
2015/09/08 更新
二重太鼓といえば、最もポピュラーな和装帯の結び方の一つ。しかし、着付けに慣れていても「バランスが難しい」「自分では結べない」という方が多いようです。二重太鼓の結び方はコツをつかめば一人でもきれいにできるようになります。この機会に二重太鼓の結び方を覚えましょう。
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女性の和正装に相応しい帯結び「二重太鼓」
二重太鼓は、お太鼓結びの太鼓の部分が二重になっています。
主として、丸帯や袋帯などを結ぶときに用います。
正装用である留袖や訪問着などに合わせて、格調高く装います。
丸帯
丸帯とは、幅の広い一枚の布地を半分に折って仕立てたもので、表裏同じ模様が織られています。
主に婚礼用や、舞妓さんの衣装に用いられ、柄付けもおめでたく豪華で、帯の中では最も格調の高い帯とされています。
袋帯
袋帯は丸帯と同じ作りですが、豪華な丸帯は帯全体に厚みが出るため、締めずらい点から、現在では締めやすい袋帯が主流です。
そして一口に袋帯といっても、柄付けや織の種類、帯の材質によっても格付けが違います。
「たれ」と呼ばれる帯の端の部分を二重にして腰の位置で折り込み、「手先」と呼ばれる反対側の端を中に通して、帯締めで留めて仕上げます。
二重太鼓の見た目は一緒でも、人に結んでもらったり、自分で結ぶにも何種類か方法があります。
1人で結ぶときは、通常帯を後ろ手に結びます。
手の感覚=“手性”で結べるようになるには、回数と経験が必要です。
手は後ろ手なので長くなると少し辛いのですが、帯の位置は変らないのできれいにできます。
前で結んで、出来上がったら最後に後ろに回すやり方です。
この前結びの利点は、前で結ぶので楽、見てできるので結びやすい、バランスが取りやすい、などがあります。
ただ、最後に帯を回すとき、着物が着崩れないように気をつけなければなりません。
二重太鼓の結び方の中で、最後に紹介した「1人で結ぶ二重太鼓②前結び」をじっくり見ていきましょう。
鏡写るように、左右反転で見せてもらうとわかりやすい
踊りでも体操でも、向かい合った人が同じ動きだと、動作が分かりにくい。
前に出て見本を見せる指導者の方は、鏡のように反転してくれますね。
着物の着付けでも、反転で見るととてもよくわかります。
二重太鼓の結び方 ミラーレッスン①
着物の着方から左右逆にしてくれています。
しかも、ポイントは速度がゆっくりになる親切な動画です。
二重太鼓の結び方 ミラーレッスン②
こちらもポイントはスローでよく見せてくれます。
慣れないとどう締めるかわからなくなる帯締めに至っては、イラストが出てきます。
着物の帯の結び方 二重太鼓(通常再生版)
こちらは、通常の早さで、前に立った人が普通に着た姿がわかります。
ミラー再生だと余計わからない、という方はこちらをご覧下さい。
二重太鼓に必要な小物
袋帯・帯枕・帯揚げ・帯締め・帯枕
大きめ洗濯ばさみ4つ・事務用クリップ1つ
帯と小物を用意してから、足袋を履き、長着の着付けに入ります。
帯を巻く前にチェック
①帯を巻いた後では絶対に直せないのが、着丈です。
長さを確認(正装は長めで、歩いてめくれないくらい)。
*もちろん襟回り、衣紋抜きなども、きちんとしているに越したことはありません。
*身八つ口のたるみも美しく見えません。直しましょう。
②お腹回りがもそもそしていると帯が上手に巻けないし、着心地が悪くなるので、ごちゃごちゃしている所がないかチェック。
③結んだ紐がだらしなく垂れていないか。紐の始末はきれいに。
装道 美しくひとりで装う-留袖偏- 003帯結び(二重太鼓)
帯を留めてそのまま使えるゴムの仮紐が便利です。
一通りの着用の手順が優雅で見事です。
日本の美・きもの文化が滅びてしまうことを憂慮して、1964年に山中典士会長が提唱したのが「装道」。
図で確認すると、結び方がより良くわかります。
「二重太鼓」というけれど、仕組みがよくわからない…という方のための疑問に対して図解で解説をします。
まずは、二重太鼓の構造から。
二重太鼓のできる帯は、それだけ丈も長く、450cm程度あります。
通常のお太鼓をする名古屋帯は400cmには満たない長さです。
この差の50cm分が、二重太鼓の部分といえます。
帯枕と手先を入れる位置に注目
二重太鼓は、外表に畳んだ帯を2枚ごと帯枕や帯締めを入れて作ります。
なんちゃって二重太鼓というのは、体格の良い方などが、帯の長さが足りないときにする締め方です。
今度は別の絵で見てみましょう。
お太鼓の部分が一重になっている「一重太鼓」のことを、通常「お太鼓」と呼びます。
扱いやすく結びやすいのと同時に、主に小紋や紬などのお洒落着に相応しい結び方となります。
使用するのは名古屋帯です。
このように、着物の格によって、結び方も帯の種類も変ってきます。
帯枕(帯締め)の山の位置を見てください。
二重に重なっているのがわかりますね。
帯の位置は重要
一般に年齢が上がるにつれて、帯の位置はあまり上だとおかしいです。
お太鼓の大きさは帯の幅によって決まるので、小柄な方は幅が小さいもののほうがバランスがとれます。
帯の幅を基準に決める方法
お太鼓の大きさは、胴に巻いた帯の下側から、たれを約8cmと帯幅分より5~6cmの長さをとります。
この位置に帯枕をあてて、二重に折った帯を被せます。
予め帯をたたんでお太鼓を作り、それを背負う方法
しっかりとした張りのある帯に適したやり方です。
床の広いところで作っておけば、柄の出方も客観的に見られるし、何度も大きさが決まらないということもなくなります。
体形や、合わせる着物によって、結び方の大きさを調節します。
「背の高い方、体格のいい方は大き目。また、礼服の時は少し大きめに、普段着の時は少し小さめに結ぶ」などと言われますね。
この大きさとは、お太鼓のたて幅のことです。
「お太鼓の大きさ」とは、お太鼓のたて幅のことです。
帯枕
帯枕とは、帯を結ぶときに立体感を持たせる形を作るためのパットのこと。
紐付きのものや、紐のないものは紐の付いたカバーに入れて使います。
現代では、より帯が結びやすく工夫された「改良枕」が出回って便利になりました。
便利な帯枕「改良枕」
色々な改良枕が出ていますが、枕の部分が取り外しできるものは、枕のサイズの付け替えができます。
枕の大きさを普通のお太鼓と二重太鼓で変えられるようになっているのです。
改良枕の使い方
まずこのように通して、改良枕の下になっている「たれ」の部分は、三角にきれいに折ります。
枕の部分に、帯締めを被せます。
その上から帯を被せ、二重太鼓を作ってから背中に持っていきます。
改良枕を使った二重太鼓の結び方①
改良枕への帯の通し方と準備方法がわかりやすい動画です。
改良枕を使った二重太鼓の結び方②
予め改良枕を帯に装着して、位置を決めてから背面に身につけていきます。
帯を結ばなくても固定されるため、帯が痛まずきれいに結べます。
二重太鼓の結び方のルール
前で結ぼうが、人に結んで頂こうが、とにかくこの形になるのが二重太鼓です。
二重太鼓としての形のルールを満たした、美しい装いの画像を見本に掲載します。
より美しく見せるための工夫も添えておきます。
鮮やかななブルーが目に鮮やか。
着物の着方も、お太鼓の柄の出し方も美しいのに、たれ先がやや長めなのが惜しいところ。
腰でシワになっているのは補正でカバーしたかったですね。
美しい訪問着姿ですね。
帯と着物はセットで購入したのでしょうか。とても合っています。
この方はお太鼓の山がやや上すぎますね。
お尻がまるまる見えてしまっているので、お太鼓の大きさも気持ち大きくしたらバランスがとれます。
結婚式の参列者の方でしょうか、とても華やかで素敵な変わり二重太鼓ですね。
年齢が上がったら、なかなかこのような飾り結びはできなくなりますので、若いうちに楽しみましょう。
結婚式の親族は、式の間中人目にさらされています。
このくらい二重太鼓がふっくらと優雅に結べたら胸を張っていられますね。
二重太鼓が自分でできるようになったら、ちょっと改まった装いとしてお出かけに取り入れたいですね。
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