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やっぱり日本人だもの!大和撫子に憧れる♡神社で厳かな結婚式を

大好きな彼とようやくゴールイン♡さて、結婚式はどうする…?現在の日本ではチャペルやホテルでの結婚式が主流ですが…神社はいかが?ちかごろ日本の伝統的なしきたりに沿って神社で行われる結婚式<神前式>に、ふたたび人気が出はじめているようです。

神社で行う結婚式<神前式>

神社で結婚式…?

「神社で結婚式って、昔のスタイルだよね?」…いう方がほとんどではないでしょうか?自分の両親やおじいちゃん、おばあちゃんの結婚式の写真などで、白無垢姿を見たことがある方はきっと多いですよね。
そもそも神前式とは、日本の伝統的な「家と家の縁を結ぶ」という慣習によって行われる結婚式のスタイルのひとつです。厳かで神聖な雰囲気で、昔ながらのしきたりに沿って行われるため、あまり耳慣れない要素もたくさんあります。
しかし両親・祖父母の世代にとっては、神社での結婚式のほうが身近なために喜ばれることも。また最近では白無垢や打掛なども様々なデザインのものが出ていてとっても素敵なので、「和装で結婚式をしたい!」という女性も増えているんです♪

神社ではどんな流れで結婚式をするの?

神前式の流れってどんなもの?

神社で行われる儀式としての式はおおよそ30分前後で行われることが多いようです。
もちろん、どういった流れで結婚式を進められるのかは事前に説明されますし、内容も確認してもらえます。
日常とはかけ離れた儀式で不安を覚えるかもしれませんが、そんなに気にしなくても問題はなさそうです。

一般的に神社で行われる結婚式自体はおおよそ30分程だそうです。
とはいえ、新婦は着付けをしたり、ヘアメイクをしたり…と挙式の2、3時間前から支度を始めなければならないし、だいたい30分前くらいからは親族同士が集まって紹介をしたり、式のリハーサルを行ったりします。
そして終わってからは記念撮影をしたり、さらにお色直しをして披露宴…と、当日は大変な忙しさ!
前日からゆっくり心と体を休めて、大切な結婚式に臨みましょう。

<参進の儀>

はじめに新郎新婦、続いて両親と親族の順番に本殿へ向かいます。このとき神社に使える神職の方と巫女さんが先導してくれます。

入場するときは神前に向かって右側に新郎、左側に新婦となるようにそれぞれの親族が本殿へ。
その後から新郎新婦と仲人、神職が続きます。

<修祓の儀>

新郎新婦が入場したら、まず神社の神職が祓詞(はらいことば)を述べ、身のけがれを祓い清める儀式が行われます。

<祝詞奏上の儀>

神職が祝詞(のりと)を奏上します。
これは神社の神様にふたりの結婚を報告し、末永く幸せが続くようにという祈りをこめるものです。

<誓盃の儀>

新郎、新婦が交互に繁栄と魔よけの意味を持つ3種類の大・中・小の盃へとお神酒を注ぎ、頂きます。三々九度は何となく聞いたことがあるという方は多いですよね。
結婚式の場で夫婦として永遠の契りを結ぶ儀です。

<指輪の交換>

もともと神社での結婚式では儀式としての指輪の交換は行われていませんでしたが、最近では結婚指輪をするのが当たり前ですよね。昭和ごろからこの形が取り入れられたんだとか。
和と洋のいいところどりですね♪

<誓詞奏上>

いわゆる「誓いのことば」です。
新郎新婦が夫婦になることを神様に誓う儀式で、誓詞(せいし)というものを読み上げます。

誓詞は伝統にのっとって古い言葉で書かれたものですから、もちろん初めてでは読みにくいし、意味もよくわからないと思います。結婚式の前にあらかじめ内容を確認しておきましょう!

<玉串拝礼>

神社で初詣などをするときに「二拝二拍手一礼」と聞いたことはないでしょうか?
この作法にのっとって、新郎新婦、仲人、両家代表の順に玉串(たまぐし)を捧げます。

玉串とは紙垂(しで)や木綿(ゆう)をつけた榊の枝のことです。
杉、樅、樫の枝などを用いることもあり、これを捧げることで神社の神様に敬意を表します。

<神楽奉納>

晴れて結婚式によって夫婦になったふたりの門出を祝って、巫女が神楽(雅楽)に合わせて舞を奉納します。
ただし神社によっては行われなかったり、順番が違っていたりすることも…。
事前にチェックしておくといいかもしれませんね!

<親族盃の儀>

巫女が親族に御神酒(おみき)を注ぎ、一同起立してお神酒を飲み干します。このとき御神酒はきっちり3回で飲み干すのがしきたりです。
新郎新婦の両家が親族になるために行われる儀式です。

<斎主挨拶>

斎主(さいしゅ)である神職の方が、神社の神様に無事に結婚式が執り納められたことを報告します。そのあと、神職→新郎新婦→仲人、親族の順番に本殿から退場して神前式の終了です。

この後、集合写真撮影などが行われる場合もあります。

神社で結婚式をするときの服装は?

実は、神前式は和装でなくてはいけない、という決まりはありません。
花嫁衣装としては、基本的には白無垢には綿帽子、その他の和装には角隠しを被るのが伝統的なしきたりで、神社での挙式は白無垢、お色直しで披露宴では打掛や引き振袖…というのが一般的なようです。

とはいえ結婚式は一度きり。
最近はさまざまなデザインのものもあるので、自分にピッタリのものを選びたいですね♪

<白無垢>

和装の結婚式で誰もが最初にイメージするのはやっぱり白無垢じゃないでしょうか?
美しい純白の衣装はまさに花嫁の特権ですね!白は日本では古来から神聖な色として神社での用いられており、白無垢は「 汚れが無く純真 」であることを表します。

打掛と、掛下(打掛の下に着る着物)、帯、そのほかの小物まで、全てを白一色で揃えるのが特徴。髪型は日本髪の文金高島田という形に結い上げ、角隠しか綿帽子を被るのが一般的です。
胸元には懐剣という小さな刀と筥迫(はこせこ)という鏡や櫛などを入れる小物入れか懐紙入れを入れます。
手には金か銀の扇子を持つのが正式な装いだそうですよ♪

<色打掛>

もともと打掛は武家の女性が礼装に着るものであったそうです。
結婚式の衣装としてはなによりも華やかできらびやか!代表的な柄にもそれぞれ込められている意味があり、

■鶴…長寿、永遠の愛
鶴は自分のつがいと一生を添い遂げるんだそうです。ロマンチックですね♡
■鴛鴦(おしどり)…夫婦の変わらぬ愛
「おしどり夫婦」という言葉は有名ですね。縁起がよく婚礼衣装にもよく使われます。
■菊…不老長寿、無病息災
まあるくて色とりどりの菊の文様は伝統的な柄のひとつですね。
■御所車…富と華やかさ
牛車ともいい、平安貴族たちの乗り物でした。転じて、吉祥文様として縁起がいいのだとか。

…などなど♪
カラーではやっぱり一番人気は伝統的な朱色だそうですが、近頃は色や柄もたくさんあるので自分にいちばん似合う色を合わせて♡

<黒引振袖>

こちらも花嫁ならではの衣装で、おひきずりとも言われ、おはしょりをとらずに裾を長くひいた振袖姿のことを言います。おもに江戸時代から昭和ごろまで、黒地の引き振袖は結婚式の一般的な衣装でした。優雅なおひきずりはまさに花嫁の特権!

バックスタイルの“おひきずり”部分に広がる艶やかな模様にはドレスのトレーンのようできゅんとしますね♡スタイリッシュにも、現代的なヘアアレンジやカラーリングした髪にも似合うのがうれしい!
今でも人気のスタイルで、羽織がないので打掛よりも重くなく、動きやすいのもポイントです。

ちなみに、実際におひきずりできるのは室内でだけなので、ご注意を。
前撮りでたくさん楽しみましょう♪

<ウェディングドレス>

神社によっては儀礼の形としてふさわしくないから、ということで断られてしまう場合もあります…が!ウェディングドレスに憧れる方は多いですよね。

結論から言ってしまえば、神社でもウェディングドレスで結婚式を行うことは可能です。
着物風ドレスなどもあるので、身体面に不安のある方や妊婦の方などがウェディングドレスでの神前式を選択されることもあるみたい。

神社でドレスってどうなんだろう…?でも、結婚式ではウェディングドレスが着たいし…。と思っても、諦めずに、ぜひ一度相談してみて!

結婚式の費用は?高い?安い?

神社で結婚式を行う場合、一般的には費用として5~15万円ほどがかかると言われます。
また、神社に納めるお金を「玉串料(初穂料)」と言い、挙式費用のなかに含まれている場合が多いのですが、式費用とは別で納める神社もあるので、よく確認して。神楽奉納の際に雅楽の生演奏などを希望するのであれば、追加でさらに5万円前後みておきましょう。
ホテルや結婚式場にある神社を模した神殿でのプランだと、着付け~披露宴までセットになったものもありますよ!チャペルウェディングなどと比べると、ややリーズナブル、といった印象ですね。

とはいえ、もちろんですが肝心の婚礼衣装に費用が掛かります。
ウェディングドレスのレンタル料の相場は、20~30万円が一般的なようです。
それに対して神前式では、白無垢が20万円前後、色打掛や引き振袖は25~30万円ほど。これに髷をゆったり、生地を良いものにしたり…とこだわるともう少しかかることも。男性の紋付袴はだいたい8~10万円ほどだそうです。こだわるところなど、予算と見合わせて相談していきましょう。

結婚式ができる神社♡<東京・神奈川>

赤坂氷川神社

スサノヲノミコト(素盞嗚尊)・クシイナダヒメノミコト(奇稲田姫命)・オオナムヂノミコト(大己貴命)をお祀りしている神社です。スサノヲノミコトはヤマタノオロチを退治したことで有名なアマテラスオオミカミ(天照皇大神)の弟神ですね。
災厄を祓い退ける<厄除け>やクシイナダヒメノミコトと結ばれたことで<良縁・縁結び><家内安全>に御神徳ありとされており、まさに結婚式にはピッタリです。

951年、村上天皇の御代が創立の起源とされており、勝海舟もよくお参りされたのだといいます。
古くから伝わる、由緒正しき赤坂の厳かな神殿で結婚式を挙げるなんて、一生の思い出になること間違いなし。なんと、雅楽の生演奏もしてもらえます。

■挙式料…85,000円(雅楽生演奏二管)※ 親族控室料・御守等授与品含む
■挙式参列人数…40名まで(友人も可)
宴会場や着付け業者も紹介してもらえるようです。

湯島天満宮

江戸、東京における代表的な天満宮。学問の神様として知られる菅原道真公を祀っており、非常に人気のある神社のひとつです。
また菅原道真公も愛したと言われる梅の花も有名で、樹齢70~80年の白加賀(しろかが)という白梅を中心に約300本が境内を彩ります。毎年2月上旬~3月上旬には梅まつりも行われるほど見事だとか。
梅の花が咲くころに挙式をあげられたらとっても素敵ですね!

湯島天満宮での神社結婚式は、厳粛な空気のもと、本殿のご神前で行なわれます。また、神社の社務所より、<参進の儀>の際には新郎新婦と参列者全員で渡る真っ赤な太鼓橋が!何ともロマンチックで、これに憧れるカップルもたくさんいるんだとか…♡

■挙式料…80,000円(※土日祝日は+30,000円)
※平成30年2月挙式より初穂料100,000円となるそうです。
■挙式参列人数…2名~50名程度

鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮は鎌倉にある歴史情緒あふれる神社です。
挙式の舞台は、境内の中心部に位置する『舞殿』と、本宮の御子神をお祀りする『若宮』。舞殿は若宮廻廊跡といい、静御前が源頼朝公の前で、愛する源義経を想い舞を納めた場所に建っており、年間を通してさまざまな神事が執り行われます。
由緒ある神聖な舞殿での結婚式はずっと心に残ることでしょう…♡

雅楽の生演奏や巫女の神楽舞など、開放的な雰囲気の舞殿で式を行うことができます。
また、「幸あかり式」という1日1組限定の、日の入り時刻に行われる特別な神前式のプランも!
雅楽の調べとともに、神秘的な雰囲気のかがり火のあかりのもとで結婚式が行えます。

■挙式料… 舞殿:20万円/幸あかり式:25万円
※平成28年4月1日(正式予約時)より挙式初穂料が
舞殿式・若宮式:20万円、幸あかり式:25万円に改定となります。
■挙式参列人数…36名まで
宴会場や着付け業者も紹介してもらえるようです。

結婚式ができる神社♡<関西・福岡>

下鴨神社

世界遺産にも登録され、2300年という永い歴史を持つ、京都・下鴨神社。
朱色の大きな神殿はまさに圧巻ですね!昔から 「縁結び」や「子育て」の神様として信仰されており、結婚式の場所にもピッタリ。
美しく存在感のある神社で、鮮やかな朱色の番傘をさして参進する花嫁行列はいつまでも心に残りそうです。

糺の森や重要文化財の楼門などの景色を眺めながら、本殿へ。
観光客の多い下鴨神社ですが、挙式は本殿の扉を閉めて行われるので人目も気にならず安心です。

■挙式料…10万円+お菓子代 ※お菓子代1人350円
■挙式参列人数…新郎・新婦それぞれ~15名ずつ

住吉神社

住吉神社は福岡県にある、1800年の歴史を持つ神社です。
結婚式だけでなく初宮参り、七五三・成人式・厄払いなど、人生における伝統的な行事もここで行えるのもポイント!
神職による奏楽の中、厳粛に式が執り行われ、巫女による神楽舞のあるプランも選ぶことができます。

国の重要文化財でもある御本殿で挙式を行うプランもあり。厳かな雰囲気がすてきですね。

■挙式料…儀式殿結婚式:5万円(神楽舞有は8万円)/本殿結婚式:10万円(神楽舞有は15万円)
■挙式参列人数
…儀式殿結婚式:両家親族26席、一般参列者20席程度
…本殿結婚式:両家親族30席、一般参列者20席程度

神社で厳かな結婚式を…♡

いかがでしたか?
大河ドラマのお姫様のような花嫁衣裳、素敵ですよね!

日本人に生まれたのだから、神社での伝統的な結婚式は神聖な雰囲気に身も引き締まってよりいっそう特別に感じられるはず。

一度きりの結婚式、後悔しないように、ぜひともふたりにピッタリのスタイルを探してみてくださいね♡

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