〜厳かに出雲大社で結婚式〜和装で神前式のスタイルに大注目

一般的には「いずもたいしゃ」と呼びますが、正式名称は「いずもおおやしろ」といいます。古事記に出雲大社の創建について記載されている、歴史の深い神社です。

旧暦の10月は神無月と呼ばれ、日本中の神様が出雲の国に集まってくると言われています。その出雲の神社の中心が、出雲大社です。

出雲大社の御祭神は大国主大神で、だいこくさまとも呼ばれる神様です。恋多き神様としても知られ、多くの女神と結婚していたことから縁結びの神社とも言われます。

巨大なしめ縄が印象的な出雲大社。4t以上の重さがあり、近くで見ると圧倒されるほどの迫力です。じつはこのしめ縄はほかの神社とよじる方向が逆になっています。

右が大国主大神で、幸魂奇魂（さきみたまくしみたま）を授かるシーンを像にしたものです。ほかにも「因幡の白兎」の像も出雲大社にはあります。

出雲大社の御本殿の北側になる素鵞社（そがのやしろ）は、スサノオノミコトが祀られています。この素鵞社の背後に八雲山があり、この山がご神体と言われて隠れパワースポットなのです。

出雲大社は平成20年から御本殿や摂社、末社も改修工事が行われました。60年ぶりになる平成の大遷宮です。平成28年3月に完了、4月以降は宝物殿等の改修が行われます。

遷宮の後は神様のパワーもより一層高まると言われており、このタイミングを逃す手はありません。

かつて出雲大社の祭祀を司っていた出雲氏は、千家氏と北島氏の両家で携わっていました。明治時代に千家家が任命されてから、北島氏は出雲教として北島国造館で布教活動をしています。

池の奥にある「亀の尾の瀧」はパワースポットと言われています。

出雲大社での結婚式は意外とリーズナブル。挙式自体は３万円ほどで、それ以外に貸衣装や着付けなどの費用がかかります。

結婚式を執り行う場所としては、出雲大社「神楽殿」、出雲教結婚式場「北島国造館」のどちらかとなります。

出雲大社での結婚式は、毎日午前9時～午後4時までの間、１時間ごとに行われます。所要時間は30分前後です。

出雲大社のでの神前結婚式の予約は、翌年の年末まで予約が可能です。翌年分の予約は3月以降からうけつけが始まります。

出雲大社で祭礼行事のある日、またはその時間帯は結婚式を挙げることができません。希望の日にちや記念日などこだわりがある場合、事前によく確認が必要です。

由緒正しい神社で和装の結婚式に憧れるけど、かつらや白無垢の和装が似合わないかもという心配もありますよね。出雲大社では洋装でも和装でも結婚式が挙げられます。

出雲大社で結婚式を挙げるためのパックプランを扱っている会社もあります。披露宴を行いたいのであれば別途会場が必要なので、お任せしちゃうといいかもしれません。

高円宮典子様＆千家国麿さんご夫妻

高円宮の次女、紀子様と出雲大社権宮司の千家国麿さんが結婚式を挙げたのは、2014年10月です。平安朝の礼装でしたね。

ニッチェ　江上敬子さん

お笑いコンビ・ニッチェの江上敬子さんは2015年6月に一般男性と婚約していました。出雲大社での結婚式は2016年5月に行われています。

LUNA　SEA　真矢さん＆元モー娘。石黒彩さんご夫婦

2000年5月に電撃結婚をされましたが、妊娠中ということもあり結婚式はしていませんでした。3人目のお子さんを産んだ翌年の2005年に出雲大社で挙式しています。

和田毅選手＆仲根かすみさんご夫婦

福岡ソフトバンクホークスの和田選手と、元グラビアアイドルの仲根かすみさんの結婚式は2005年12月に出雲大社で執り行われました。

島根県出身でなくても、出雲大社での厳かな結婚式には憧れてしまいます。日本的な由緒ある結婚式を希望しているのであれば、候補として検討してみてはいかがでしょうか。