おひとり様の進化形！人気のひとり結婚式の全貌を調べてみました

少し前に、カラオケや映画館、飲食店などに一人で行く女性達、「おひとり様」の存在が注目されました。

特にアラサーやアラフォーのおひとり様は自立した大人の女性の象徴とも言われました。

その後おひとり様はどんどん進化し、「ひとり焼肉」「ひとりディズニー」「ひとり居酒屋」なども登場しました。

おひとり様は、今では珍しいものではありません。

近年では「おひとり様」に特化した飲食店やサービスが登場し、「おひとり様」を後押しする流れが生まれています。

そんな中、新しいおひとり様の形として、ひとりで行う結婚式が話題になっています。

ひとり結婚式、不思議なその言葉はどういうものなのでしょうか？

究極のおひとり様の形、「ひとり結婚式」とは、その名の通り相手がいなくてもひとりで結婚式を体験できるという企画です。

結婚式は2人で行うもの、という既存の価値観にとらわれないひとり結婚式。
まさに究極のおひとり様です。

その全貌を見ていきましょう。

ひとり結婚式を最初に企画したのは、京都の旅行会社、「チェルカトラベル」です。

「着たい時が一番キレイに着れる時」という言葉の元、一泊二日でひとり結婚式を体験できるプランを紹介しています。

1日目はウェディングドレスを選び、ブーケをつくります。

ドレスもブーケも全て自分好みに統一できるのは、ひとり結婚式の大きなメリットですね。

2日目は、プロのヘアメイクの手によって花嫁に変身した後、ハイヤーに乗って貸し切りのロケーション地に移動、撮影を行います。
カメラマンももちろんプロ！

実際に結婚式を行うのではなく、写真撮影が主のようですね。

チェルカトラベルのひとり結婚式ツアーが人気になってから、フォトスタジオでもひとり結婚式のプランが続々と登場するようになりました。

もっと手軽にひとり結婚式を体験したい人に人気なフォトプラン。

料金は洋装か和装の一着プランで3、4万円弱、和洋装の2着プランで7万円弱が相場のようです。

チェルカトラベルのプランも、その他のフォトスタジオのプランも、実際に結婚式をするわけではないようですね。

でも、ウェディングドレスや白無垢を着るのは結婚式ならではということで「結婚式」という言葉が使われているようです。

ひとり結婚式を行う人の多くは、アラフォー、アラフィフの独身女性です。

ウェディングドレスに憧れがあって、結婚式はしなくても綺麗なうちに着て写真に残したいと思うそう。

とはいえ、ひとりで結婚式をやるのはひとり旅やひとりごはんと違って虚しいのでは、と不安に思う人も多いでしょう。

しかし実際にひとり結婚式を体験した人の話では、虚しさは微塵もなく、それよりも喜びや楽しさの方が大きいのだとか。

自己肯定感を高めることができた、という声も。

結婚を含め、様々な人生の岐路である30代、40代の時期に、自分の中の1つの答えとしてひとり結婚式をする人が多いようです。

その他にも、入籍はしたものの結婚式を挙げられなかった人や、結婚式は挙げたものの、ドレスが不満でもう一度撮りなおしたい！という人もいるのだとか。


結婚式に特別な想いがあるのはどの女性も共通のようですね。

やってみたいとは思いつつ、気になるのは周りの反応。

世間の人々は、ひとり結婚式についてどう思っているのでしょうか？

ひとり結婚式について、ネガティブな反応があることは確かです。

「ぼっち婚」「痛い」「寂しすぎ」などという声はあります。

しかし、意外と女性からはポジティブな反応が多いのです！

キャリアと結婚との間で揺れる女性が、「ひとり結婚式をやって自分の迷いにケジメをつけたい」と申し込むケースもあります。

「楽しそう」「結婚式をやらなくてもドレスを着れるなんて合理的」と好意的に受け取る声が多いです。

自分を自分で幸せにすることに臆病にならないのは、女性の強さと言えますね。

たった一度の人生、楽しむも楽しまないも自分次第！

ひとり結婚式は、そんな強い心を秘めた女性達の、ひとつのムーブメントとして今後定着していくかもしれません。