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2017/05/07
Topicks公式
「毒親」という言葉が世間に定着しつつあります。「子どもの毒になる親」の存在は、子どもの人生の岐路に度々影を落とします。それが結婚であっても例外ではありません。人生の大切な選択である「結婚」を、毒親に邪魔されないためにはどうしたら良いのでしょうか?
人生の選択が多様化している昨今。
婚活イベントの人気ぶりからうかがえるように、「結婚」はいまだに多くの女性の関心事のひとつです。
日本では、まだ結婚は「家と家の問題」という認識の人が多いです。
自分たちだけではなく、自分の家族、相手の家族を巻き込んだ一大イベントといえるでしょう。
そんな中で、結婚するという段階になって、自分と親との関係に悩む人が増えています。
自分の親が「毒親」なのではないか?と気付く場合があるのです。
家族の問題は、一番身近である分、一番難しいとも言えます。
あなたが結婚に対して苦しんでいる場合、もしかしたらそれは「毒親」が原因かもしれません。
今回は、注目されている「毒親」というキーワードをもとに、
毒親と結婚の関係について考えていきます。
「毒親」という言葉はなかなかインパクトがありますよね。
この言葉は、アメリカのセラピスト、スーザン・フォワードの著書「毒になる親」で使われたことによって広がりました。
「毒になる親」とはすなわち、「子どもの人生に有害な影響を与える親」ということです。
そこから直接「毒親」という言葉につながるわけですね。
毒親の定義は、身体的虐待やネグレクトという従来の「毒」のイメージに加えて、一見気付かないようなタイプについても言及しています。
「生きづらさ」を抱える人の中には、毒親に育てられた人が多く存在していると言われています。
毒親は、大まかに分けて7つのタイプに分類できます。
子どもの弱点を突き、向上心を削ぐことでいつまでも子どもを自分の支配下におこるとするタイプの毒親です。
このタイプは、経済力や社会的地位が高い親に多くみられます。
面倒見が良さそうに装って、子どもが自立するのを妨げます。
結婚においても、「お前が結婚できるわけない」「結婚しても妻なんてつとまらない」と、子どもが結婚に対して「自分じゃ無理だ」と思うように仕向けます。
このタイプの毒親は、子どもから自立することができません。
親自身が子離れできていないので、子どもに自立されて一人になるのを怖がり、いつまでも子どもを手元に置いておきたがります。
「あなたは私のすべて」というようなことを口にし、過保護な傾向があります。
結婚によって子どもが自分から離れていくのを嫌がり、あの手この手で結婚を止めてくる恐れがあります。
こういったタイプは夫婦関係がうまくいってなかったり、無趣味、専業主婦(夫)などに多いと言われています。
子どもの親への「絶対的な服従」を求めるタイプの毒親。
親の言うことは全て正しいと信じていて、子どもの意見は一切受け入れずに「反抗」とみなす傾向があります。
子どもは自分の自己顕示欲を満たす「道具」だと思っている節があり、子どもの結婚についても、親の思い通りにするよう求めます。
結婚相手を選ぶのにも、自分の考えを押し付けてくる場合も。
自分がなによりも大切なタイプの毒親。
子育ての主役が子どもではなく「自分(親)」になりがちなので、それが認められないと周囲に対して攻撃的になります。
自分が一番かわいいので、子どもの結婚に対して「親として」協力してくれることは少ないです。
全体的に親としての責任感が希薄なのが、このタイプの特徴です。
子どもに対して潔癖すぎる毒親。
子どもが少しの挫折を経験することも我慢できず、常に親の保護下に置きたがるタイプです。
子どもの自主性が育たず、将来子どもがニートになりやすいのもこのタイプ。
過保護なので、結婚においてもあれこれと口を出してきます。
子どもの結婚なのに、毒親自身がイニシアチブを取りがちになってしまいます。
子どもに自分の理想を押し付ける過干渉型の毒親です。
「~すべき」という言葉を使って子どもを自分の理想の型にはめようとします。
自分の理想から外れるものに対してとても批判的で否定的なので、子どもの結婚に対しても批判することがあります。
また結婚相手や形式についても干渉してきます。
このタイプの毒親は、自分(親)に合わせることを強要してきます。
友達のように、親の行きたい所、やりたいことに子どもが合わせるよう圧力をかけてきます。
また、親の感情のフォローを子どもにさせる傾向があります。
「自分は若々しい」と信じ、子どもと「友達親子」のように親子仲が良いと思い込んでいる特徴があります。
結婚に対して友達感覚で口を出してきたり、親が機嫌を損ねた場合、子どもがフォローしなければならなくなったりして、子どもの心理的負担が多くなる恐れがあります。
以上が、一般的に言われる毒親の特徴です。
自分の両親を思い出した時、思い当たる節があった人もいるかもしれませんね。
毒親の元で育った人は、例え親から物理的に離れたとしても、
精神的な部分で毒親の影に悩まされることが多くあります。
毒親から解放されるには、精神的に離れることがとても大切です。
精神的に離れられた時に、結婚を含め、「初めて自分の人生を生きられた気がした」という声もあります。
結婚相手の選択、時期、形式の選択・・・
結婚には多くの選択が必要です。
どんな小さな選択も自分で行い、選んだ結果を自分で受け止めましょう。
毒親の顔色や意見に左右されずに選択することで、結果がどうであれ、人生の決定権を自分へと戻していくのです。
結婚の場合、安心できる場所をパートナーとつくり上げていくことがとても大切です。
自分に合う場所を、親のコントロールから離れた場所で手に入れるのです。
人生の基盤となる場所を結婚相手とつくることによって、毒親に支配されていた家庭から、自分自身を解放させることが、精神的な解放につながります。
毒親に育てられた人は、自覚がない場合があります。
もし、結婚などの人生の岐路において、親が重荷に感じた場合、一度親子のあり方を冷静に見てみると良いかもしれません。
結婚だけではありません。
あなたの人生はあなた自身のもの!
自分を縛り付ける鎖から、自分自身を解放してあげましょう。
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