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恋愛心理学を本で学ぶ。自分も相手も幸せになれる大人の恋愛

恋人と2人でいる事が辛いと思ったら恋愛心理学の視点から考えてみてはいかがでしょう。恋愛心理学の本を読むと話がかみ合わなかったり、相手が何故怒っているのかわからない時のヒントになるかもしれません。愛という言葉で惑わされないおすすめの本についてまとめました。

心理学を学ぶ理由

お前のために叱っている

このワードを言われた事がある方は多いのではないでしょうか。

アドラーの本に登場する言葉です。
世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠のアドラーの心理学は最近特に注目されています。

アドラーの教えでは、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言しています。

ところで「お前のために叱っている」という言葉は、誰に言われたことがありましか?
親?教師?先輩?上司?それとも恋人?

「お前のために叱る」なんて冷静に考えると、疑わしい上に理不尽で無責任な言葉です。

自分の意見を通すためにいかにも犠牲になっていると言っているようですが、おそらく言葉を使った本人は言ったことすら忘れてるでしょう。

本当に相手を思っての言葉だとしたら覚えているはずです。

人が人間として生きていくには人間同士のコミュニケーションは避けて通れません。

物事を決める時は沢山ある選択肢のなかから正解を選んでいきます。

選択する一つを正しく選びたいと思って心理学に関する本を読み、学ぶ方も多いようです。

心理学を学ぶ前にランキング上位にいる本をおすすめします

心理学に関する本は、古今東西種類が多く、専門家でもないと何を読んでいいのかわからないかもしれません。

初めて心理学に触れる方もわかりやすい本を2冊ピックアップします。

嫌われる勇気

自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見 一郎 (著),古賀 史健 (著)
出版社: ダイヤモンド社
¥1,620(税込)

130万部を超えるベストセラーの心理学に関する本です。
哲学者と青年の対話篇形式によってその思想を解き明かしていきます。

タイトルで想像すると「他人に嫌われても自分の生きたいように生きる事」を推奨する本と思いそうですが、実際は「他人がどう思っても大きな問題ではなく。自分自身の選択に勇気を持て選ぶ」。

心理学を学んだことがない方はまず読んでいただきたいおすすめの本です。

幸せになる勇気

自己啓発の源流「アドラー」の教えII
岸見 一郎 (著),古賀 史健 (著)
出版社: ダイヤモンド社
¥1,458(税込)

ベストセラー「嫌われる勇気」の続編で、「嫌われる勇気」で語りつくせなかった話を対話形式で描かれた本です。

フロイト、ユングに比べアドラーの教えは対象が心に病を抱えている人ではなく、健全だけど悩みを抱えている人に向けた内容が多いように感じます。

誰かが自分に都合がいいように作った自分勝手なルールを見定めていく事も大切です。
アドラーの心理学はそんな人の指南書として学ばれているようです。

女心や男心を考える前に自分の心を見つめてみましょう

男女平等と言われている現代ですら「結婚して、子どもを産んで幸せにしてもらう」それが女性の幸せだと思い込んでいる方はいます。

本人の希望というよりも、子どもの頃から周囲の大人たちに刷り込まれた教えのようなものかもしれません。

ご存知の方も多いでしょうが、結婚はゴールなんかじゃありません。

せっかく結婚したのに別の難問が増え、夫婦や親子の関係をこじらせる方も少なくありません。

男女の恋愛に限らず人間関係をこじらせる原因で多いのは相手をコントロールしようとする行動です。

根拠のない思い込みを押し付け、付け焼刃で心理学の本を読んで相手をコントロールしようとすると思わぬ反撃にあい修復不可能なケースに陥る事もあります。

幸せな恋愛をしたいと考えるのならば、「女心や男心」を押し付けた恋愛指南書を読むよりも、まず自分の心を考える事が大切です。

あなたの恋人は本当に幸せを分かち合いたいと思っている人ですか?

恋愛心理学の視点からみてみましょう

「彼氏がいないと不幸」と思い込むあまり、とんでもないDV男と一緒になり、身も心もボロボロなのに離れないなんて不幸もあります。

恋愛心理学の視点で考えるとそれは恋愛ではなく、支配され、搾取されているだけです。

DVやモラハラというワードが知られるようになりましたが、以前ならスマホの勝手にチェックしたり、行動範囲を限定する事は「愛するが故」という言葉でごまかされていました。
恋愛心理学の視点からみると相手を支配する暴力です。

女性が被害者になるケースが多いのですが、女性が加害者になっている事もあります。
恋人の行動を監視したり、スマホをの履歴をチェックする事を正当化している方はご注意ください。

恋愛心理学を学びはじめると、自分が加害者となる可能性もある事に気づく方もいます。

愛しているなら傷つけられることも幸せだと感じるのは現実逃避の思い込みにすぎません。

苦しむ事が恋愛というのは、恋愛をテーマにした本やドラマのみせる錯覚です。

相手に支配されなくても幸せを分かち合う恋愛をしている方はいらっしゃいます。

ダメンズばかり好きになるという自覚がある方は、そろそろ本当の恋愛を楽しんでみませんか?

大人の恋愛を楽しみたいと思うのなら、恋愛と支配の区別はつけましょう。

行動心理学や恋愛心理学などの心理学の本を読むと不思議に思っていた行動や言動の謎が解ける場合もあるのでおすすめです。

恋愛心理学に関するおすすめの本

愛という形のないワードは、恋愛本やラブストーリーでは感動のテーマですが、現実では相手の心をコントロールするために使われる事もあります。

「愛のため」「君のため」という言葉に潜む本心を知る事で、最悪のパターンを避ける事もできます。

本人は無自覚で、相手を支配しようとする事も多いので、恋愛を楽しみたいのなら、恋愛心理学に関する本を読んでおいてもいいですね。

恋愛心理学をテーマにした本はたくさんあり、どれを読んでいいのか悩む方も多いと思います。
カウンセラーや専門家がおすすめしていた恋愛心理学に関するおすすめな本を4冊チョイスしました。

「なるほど! 」とわかる マンガはじめての恋愛心理学

ゆうき ゆう (監修)
出版社: 西東社
¥1,296(税込)

恋愛心理学について漫画でわかりやすく描かれたおすすめの本です。
リアルにあるあるな事例をもとに解説されています。

この”「なるほど!」とわかる”のシリーズは恋愛心理学だけではなく、別の心理学のシリーズもあり、どの本も初心者でもわかりやすくまとめられているので、初めて心理学に触れる方はこのシリーズから読み始めてもいいかもしれません。

「察しない男」と「説明しない女」のモメない会話術

五百田 達成 (著)
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
¥1,404(税込)

恋愛心理学というよりも、タイトル通り会話術に特化しています。
失敗例と成功例をわかりやすくまとめてあり、これまで心理学に触れたことがない方におすすめです。

恋愛心理学に限ったことではありませんが、人間が言葉でコミュニケーションを図る上で何故相手が不快に感じたのかがわかればもめる回数も減ります。

恋愛心理学を特に必要と感じていない方にもおすすめの1冊です。

話を聞かない男、地図が読めない女 新装版

アラン・ピーズ (著)+バーバラ・ピーズ (著)
藤井 留美 (訳)
出版社: 主婦の友社
¥1,404(税込)

ベストセラー「話を聞かない男、地図が読めない女」が内容全面見直しで登場しました。
恋愛心理学的な内容をわかりやすく理解でき、謎でしかなかった異性の会話や行動を解決するヒントとしておすすめです。

恋人と会話してもなんだかかみ合わなかったり、謎の行動が理解できると、相手とどう接していいのか考える事ができます。

押しつけがましい恋愛指南書よりも、恋愛心理学的な視点で観る事ができると自分で考えて行動する事ができます。

傷つくならばそれは「愛」ではない

チャック・スペザーノ (著)
大空 夢湧子 (訳)
出版社: ヴォイス
¥2,376(税込)

「心理学を社会のあらゆる人々が使えるものにしたい」と ベテラン心理カウンセラーが書いた心理学の本です。

恋愛心理学に特化したというわけではありませんが、パートナーシップに悩む方へ解決のヒントが書かれているおすすめの本です。

この他にも恋愛に焦点をあてた恋愛心理学についてわかりやすくまとめられた本はあります。

自分が読みやすい本を探してみましょう。

恋愛心理学を真剣に考えすぎないで。

行動心理学や恋愛心理学といった心理学の本はあくまでひとつの考え方として読みましょう。

書かれている内容を信じすぎると目の前の大切な出来事を正しく判断できなくなることもあります。

恋愛心理学の考え方も選択肢の一つに過ぎないことを忘れないでください。

彼が行動心理学や恋愛心理学などの本に書かれているような浮気行動や発言をしたとしても、勘違いや様々な偶然が重なってそう見えただけというケースはあります。

時間をかけて確認する事も大事ですし、冷静な判断ができる人に相談するのも一つの方法です。

「恋愛心理学の本に書いてあったんだけど」と相手を追い込むような事をすると別の問題が発生するので、くれぐれもご注意くださいね。

恋愛心理学を学ぶことは判断する方法が増えただけで、本に書かれていたからと闇雲に信じる事はオススメしません。

まとめ:恋愛心理学の本を読んだだけではなく行動を

恋愛心理学の本を読んで満足し、行動をしないのは、本を読んでいない事と同じです。

大人の恋愛を楽しんでいる方の多くはアクティブに動く方が多いです。
恋愛を楽しみたいと思ったらまず動き出してみましょう。

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