日本の普通の家庭で子育てを英語でするにはどうしたらよいか？

子育てを英語でする方法といっても、子供を英語だけのネイティブスピーカーにすることではありません。
ここでは、ごく普通の日本の家庭で、子育てに工夫をすることで日本語も英語も同じように習得させるための方法について取り上げています。
どちらかというと両親とも英語が苦手くらいの日本では一般的な家庭です。

両親のいずれかが外国人とか、英語が堪能な場合は除外します。
そういう場合は、心配するまでもありませんね。

さて、ここから本題です。
子育てを英語でする背景・動機は３つあります。
①2018年から小学校で英語が必修科目となる。未就学児童のうちに英語を教えておかないと子供が英語の授業についていけないと困る。
②いまでも外国人旅行客を街で普通に見かける。東京オリンピックもあることだし、これからは英語くらい話せないと子供が困るだろう。
③子供は3歳までとか6歳までとか、学習するのに適した年齢があるらしい。それなら間に合ううちに英語を教え込みたい。

普通の家庭なら必要ないことを、子育ての大変な時期に2倍手間をかけることになります。
子供が嫌がることもあります。
自分自身で面倒に感じたりするはずです。
そんな中でも、やり通す意思を持ちましょう。

普通の幼稚園・保育園、小学校に通わせるのでしたら、日本語はしっかりと教えます。
日本人だけの日本語の環境では、キチンと日本語が話せないと子供が孤立してしまいます。友達が出来なかったり、場合によっては仲間外れにされてしまいます。
また、日本語ができないと小学校での普通の教科でも理解が浅くなり、授業について行けなくなると大変です。

困った時、悩んでいる時に頼りになるのは友だちや仲間たちです。
英語で子育てを考えているお母さんたちは多いので、同じ目的の友達作りやサークル探しをしましょう。
周りに同じ目標に向かって努力している人がいると、モチベーションも上がりますし、英語を使える実践訓練の場にもなります。

親が自分で英語で子育てをします。
やり方は2つ。
①：片親がナンチャッテアメリカ人になり切る
　　この場合、途中で面倒になって日本人に戻ってはいけません。
　　子供は見抜きます。それ以降は英語で相手してくれなくなります。
②：英語学習教材に頼る
　　この場合は、かならず一緒にやることが大切です。
　　学者さんたちも、子供に教材を与えておくだけではﾀﾞﾒだと指摘しています。
　　子供が言葉を覚える時なので、人との交わり、言葉のやり取りの中で覚えさせます。

人に頼るといいますか、専門家の力を借りて英語で子育てします。
この場合3つの手段があります。
①：外人（または帰国子女の日本人）のベビーシッターを雇う
②：就学前児童対象の英語教室に通わせる
③：派遣英語教師に依頼して家に来てもらう
①もそうですが、②と③は適切な業者が近くにあるかという課題があります。

バカバカしいと思ってはいけません。
これは子供をバイリンガルに育てる唯一といってもいいくらい確実な方法です。
ただ、そう認められているのは本物の外人と日本人の両親の場合ですが。

英語学習教材といっても、多種多様にあり、中には質の悪いものも見受けられます。
購入する際は事前に口コミなどよく調べ、返金保障の有無も確認しておいたほうが良いでしょう。

子育てで英語学習教材を使う時に、重要な注意事項があります。
それは、必ず親が一緒にやってあげることです。
子育ては、子供と親が会話やスキンシップで意思を通わせながらします。
英語の学習も同じです。
音声や映像を見ながら、子供の顔を見て一緒に声を出してあげてください。

これからの子供は小学校から長い人生を英語と付き合ってゆかねばなりません。
子育てのうちに苦労しておけば、その苦労の何倍にもなって効果が得られると思います。
頑張りましょう！